イラッ!として相手に強く当たってしまった時のベストな対処法!

    ITエンジニアのイライラ改善をサポートしている、感情カウンセラーの山田純平です。

    仕事をしているとイラッとして相手に強く言ってしまうことってありますよね。

    指示した結果と違ったり、期限に間に合わなかったり、品質がよくなかったり、、自分の想定と違うほうが多いかもしれません。

    自分と相手は違う人間なので同じような結果になるのは難しいと思いつつも、イラっとするのものです。笑

    頭で考えていることと心の反応は違いますからね。

    これが一致していれば苦労はしません。

    今回はイラッとして相手に強く当たってしまったときのベストな対処法を手順を追ってご紹介します。

    この記事の目次

    イラッとして相手の強く当たってしまった時の対処手順1~4

    ゆっくり深い呼吸をする

    イラッとしているときはまず心を落ち着かせることが最重要です。

    感情的な状態では何をやっても裏目に出てしまいがちですので、ご注意を。

    まずは、ゆっくりと8秒深く息を吸い、次にゆっくりと8秒吐いていきます。

    これを5回繰り返すだけで随分と心が落ち着くと思います。

    普段から深くゆっくり呼吸していると感情にも振り回されにくいので、ぜひ取り入れてみてください。

    強く当たった自分を責めない

    呼吸でイライラが落ち着いたら、謝る前にやることが2ステップあります。

    まずは「強く当たってしまった自分を責めない。」ことです。

    相手に強く当たってしまうと、そんな自分は悪い、ダメだ、パワハラと言われたらどうしよう。など様々な否定感が出てきます。

    その状態のまま謝っても、反応的に謝ることになり、相手に謝罪感が伝わりにくくなります。

    「ゴメン、ゴメン、ゴメン」と連呼するようなイメージですね。

    強く当たられた相手は傷ついたり、怖がっている可能性があるので、できるだけ誠意が伝わるように、自分自身を責めないで、「言動がよくなかった。」事実にフォーカスを合わせましょう。

    これはあくまで誠意を持って相手に謝罪をするための準備で、開き直ってもいいという訳ではないので、ご注意くださいね。笑

    イラッとした理由を書き出す

    相手に謝る前の2ステップ目は、イラッとして強く当たってしまった理由を書き出して明確にしましょう。

    単に、ゴメン!と謝ってすむ程度だったり、相手との関係性ができているのであればここまでしなくてもOKです。

    でも、仕事でそこまで気心の知れた関係の人も少ないでしょう。

    上司であれ、部下であれ、対等な人として丁寧に謝罪するのが無難です。

    部下には謝罪しにくいかもしれませんが、後々の関係性に影響してくるので、ちゃんと謝るのが理想ですね。

    イラッとして強く当たってしまった原因としては、朝から寝不足で体調不良ということもあるでしょうし、仕事が忙しくて心に余裕がなかったということもあるでしょう。

    冷静に健全な状態であればイラッとして強く当たってしまうことは少ないので、当たってしまうときは身体や心が疲れていたり、健康な状態ではないときが多いと思います。

    これを機に、身体や心を整えることを習慣にするのもいいですね。

    相手に謝罪する

    感情も落ち着いて、自分を過剰に責めない状態になり、強く当たってしまった理由も出揃ったら、相手に謝りましょう。

    ゆっくりと丁寧な言葉遣いで謝ると相手に誠意が伝わりやすいと思います。

    まずは、強く当たってしまったことを詫びて、そうしてしまった理由を伝えましょう。

    このときは自分がダメな人間に思えるかもしれませんし、恥ずかしかったり、胸のあたりがギュッとなって辛いかもしれません。

    でも、ここまでして謝罪すると相手にも伝わりやすいですし、謝った自分も納得感が出てきます。

    ちゃんと謝らないでうやむやにしていると、後々ずっと気になってしまい精神衛生上もよくないので、謝罪するのは自分にも相手にもプラスになりますよ。

    イライラしない心理的な対処法

    相手と適切な距離を取る

    相手との距離の取り方を工夫することで、イライラを軽減することができます。

    必要以上に近づかず、適度な物理的距離を保つことが効果的です。

    また、心理的な距離も大切です。相手の言動に同調しないで、適度に心理的な距離を置くことで、客観的で冷静な対応が可能になります。

    心理的な距離感は慣れるまで感覚的に難しい感じがするかもしれませんが、10メートル先の人と話している感じだったり、全く関心のない人と話している感覚が近いと思います。

    このように、距離の取り方を意識することで、相手の言動に反応にしくくなり、イライラを軽減することができます。

    完璧主義を緩める

    完璧主義が強いと相手の言動がいちいち気になります。

    これをを緩めるには、長所も短所も、ありのままの自分を受け入れることが有効です。

    完璧ではない自分にOKを出すことで、相手の言動にも寛容になります。

    誰であっても常に理想通りに仕事をできている人はいないでしょうからね。

    人とのやりとりが得意な人は一人でコツコツ資料を作る作業が苦手なことも多いと思います。

    人には向き不向きがありますからね。

    でも、無意識的に全てちゃんとできないと!と頑張ってしまいがちです。

    私も完璧を目指していた時期がありましたが、やればやるほど自分のダメな部分を知ることになりました。笑

    なので、今ここにいる自分自身を少しずつ受け入れていきましょう。

    良いも悪いも含めて、自分が好きになって、生きるのが楽になると思いますよ。

    正しさを手放す

    誰でも自分なりの意見や考えがあります。

    でも、自分の考え通りに相手が行動しなかったり、自分の意見と違うことを相手が言うと、自分のほうが正しいと感じてイラッとします。

    人間は完璧にはなれなので間違ってしまうこともあったり、相手の意見のほうが良いこともあるでしょう。

    ただ、相手と意見が違った場合に「どちらが正しいか?」という発想になってしまいます。

    実際には絶対に正しいということは意外と少なく、今までの自分の経験上「正しい」としていることも多いと思います。

    環境や立場が変われば求めるものも違ってくるので、何を正しいとするかという定義も変わってくるのが通常です。

    自分目線だけでは判断できないことも多いですよね。

    なので、自分が正しい!という発想が出てきたら、「相手の意図は何だろう?相手は何を正しいとしているのだろう?」と考えてみると、相手目線で状況を理解しやすくなります。

    職場でも、前の上司では正しいとされていたことが、別の上司に変わったら通用しないこともあると思います。

    正しさは人それぞれのなので、相手の正しさも尊重しつつ、調和したコミュニケーションをしていきましょう。

    まとめ

    イラッとして冷静に言動を判断できないことは誰にでもあると思います。

    わたしもよくありました、、(反省)

    でも、適切に対応することで悪影響を彫らすことが出来ます。

    今より少しでもイライラの対処がうまくなると仕事のストレスも減っていきますね。

    イライラは相手の言動がトリガーになることがほとんどですが、自分の心に反応する種があるので、それを改善することで自然とイライラしなくなっていきます。

    感情に振り回されないだけで、日々の幸福感が上がると思います。

    さらに、感情に反応していた時間と労力が減るので、それを人生を豊かに生きるために使えます。

    感情とうまく付き合って人生を楽しみたいですね。

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