ITエンジニアのイライラ改善専門!感情カウンセラーの山田純平です。
大阪でシステムエンジニアもしていた頃は、いつも遅くまで仕事を頑張っていました。
タイトな納期も多く、いつもなんとか設計やプログラムを終わらせていた感じですね。
一般的に仕事を頑張るのは良いことのように思えますが、デメリットもあります。
頑張り続けると、自分がどんどん疲弊して人生が辛いものになっていきますからね。
そうなると、イライラすることも増えてきて、何のために仕事を頑張っているのか分からなくなってきます。
イライラを減らすためにも、「適当に仕事をする」スキルは現代の社会人に必須だと感じます。
この記事では、仕事は適当がちょうどいい理由や適当に仕事をするメリット・デメリット、適当に仕事をするコツを紹介したいと思います。
仕事は適当がちょうどいい理由
現代のビジネス環境では、スピード感だけでなく完璧を求められることが多く、その結果として多くの人々が過剰なストレスに悩まされていると思います。
そんな中で、「適当」という言葉には重要になっています。これには程よい加減を意味するポジティブな側面もあります。
また、仕事において適度な柔軟性を持つことで、ストレスを軽減し、長期的なパフォーマンスを向上させることが可能です。
この記事では、仕事において「適当」がちょうどいい理由と、その実践方法について詳しく紹介します。
適当な働き方とは?
適当な働き方とは、手を抜くことを意味するわけではありません。
むしろ、自分のやれることや限界を理解し、効率的に仕事を進めるための柔軟なアプローチのことです。
具体的には、タスクを優先順位に基づいて適切に配分し、全てを完璧にこなすのではなく、重要なポイントを見極めて、重要な部分に注力するのがポイントです。
また、適当な感性でミスを怖れずにチャレンジしつつ、必要以上に自分を追い込まないことも重要です。
適当な働き方を実践することで、メンタルヘルスを維持しつつ、生産性を高めることが可能になります。
適当な働き方が求められる背景
現代では仕事におけるスピードや完璧主義、高いパフォーマンスを求める風潮が強まってきました。
その結果、多くの人が過度のストレスにさらされ、メンタルヘルスの問題が増加しています。
特に日本では、長時間労働が社会問題となっています。
日本人は頑張り屋さんや責任感が強い人が多いですからね。
こうした背景から、働き方改革が進められ、良い意味で「適当」な働き方が注目されるようになりました。
適当な働き方は、ストレスを減らし、持続可能な働き方を実現するための鍵となります。
また、仕事だけでなく、プライベートの時間を充実させることで、全体的な生活の質を向上させることが期待できますよ。
ストレスフリーな働き方のメリット
ストレスフリーな働き方には多くのメリットがあります。
仕事の効率が上がり、生産性が向上するだけでなく、メンタルヘルスの改善にもつながります。
リラックスした状態で仕事に取り組むことで、創造性も高まり、より良いアイデアが生まれやすくなります。
また、適度な休息を取って仕事のバランスを保つことで、長期的な健康を維持しやすくなります。
これらのメリットを具体的に見ていきましょう。
仕事の効率アップ
ストレスを軽減することで、仕事の効率が向上します。
適当な働き方を取り入れると、無駄なプレッシャーから解放され、仕事の集中力が高まります。
集中力が高まることで、タスクをより迅速かつ効果的にこなすことができるようになります。
また、ストレスが少ない状態ではリラックスしやすく判断力も向上してミスが減るため、結果的に作業の質も上がります。
さらに、適度な休息を取ることで脳を休ませ、効率よく仕事を進めることができます。
生産性の向上
ストレスフリーな働き方は、生産性の向上にも直結します。
ストレスが少ない環境では、集中力やモチベーションが維持されやすく、持続的に高いパフォーマンスを発揮することができます。
適当な働き方を実践することで、労働時間が短縮されながらも、成果が向上することが期待できます。
具体的には、効率的な時間管理やタスクの優先順位付けが重要です。
また、適度な運動やリラクゼーションを取り入れることで、心身のリフレッシュができて生産性の向上に寄与します。
メンタルヘルスの改善
ストレスを軽減する働き方は、メンタルヘルスの改善にも大きく貢献します。
適当な働き方を実践することで、仕事のプレッシャーや不安が減少し、精神的な負担が軽減されます。
これにより、うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの問題を予防する効果が期待できます。
さらに、リラックスした状態で仕事を続けることができるため、楽しい状態や、ポジティブな思考を維持しやすくなります。
適度な休息や趣味の時間を取り入れることで、人生全体の幸福感が向上し、健全なメンタルヘルスを保つことに繋がります。
適当な仕事術を実践するには?
適当な仕事術を実践することで、ストレスを減らし、生産性を向上させることができます。
完璧主義を手放し、効率的かつリラックスした働き方を目指すためには、具体的な方法を知ることが重要です。
以下では、完璧主義から脱却する方法、リラックスしながら仕事をするテクニック、そして効率的な仕事の進め方について詳しく説明します。
効率的に仕事を進める
効率的に仕事を進めるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- タスクの優先順位をつける:重要度と緊急度に基づいてタスクを整理し、優先順位をつけます。
- タイムマネジメント:一定時間ごとに作業と休憩を繰り返すポモドーロ・テクニックを試してみましょう。
- 集中力を保つ:作業中はチャットやスマホの通知をオフにし、一つのタスクに集中する時間を設けるのが効果的です。
- ツールを活用する:プロジェクト管理ツールやタスク管理アプリなどを活用して作業を効率化しましょう。
※ポモドーロ・テクニック:25 分間の作業ごとに5分間の休憩をは挟んだ時間管理術。 生産性アップだけでなく、作業を分割し 1 つずつ処理していけるため、精神的な疲れも減らせます。
リラックスしながら仕事をする
リラックスしながら仕事をするためには、環境を整えることが重要です。
まず、作業スペースを整理し、快適な環境を作りましょう。
落ち着ける音楽や好みのアロマなど、自分がリラックスできるアイテムを取り入れるのも効果的です。
また、定期的に休憩を取ることで、集中力を維持しやすくなります。休憩も仕事の内ですよね。
深呼吸やストレッチなど、簡単にできるリラックス法を取り入れることで、仕事中のストレスを軽減することができます。
ワークライフバランスを取る
ワークライフバランスを取るためには、仕事とプライベートの時間を明確に分けることが重要です。
具体的には、仕事の開始時間と終了時間を自分で設定し、オフィスを出たら仕事のことを忘れるようにしましょう。
また、週末や休暇を利用して趣味や家族との時間を大切にすることも効果的です。
さらに、仕事中に適度な休憩を取り入れることで、リフレッシュしながら効率よく働くことができます。
これらの工夫を実践することで、ワークライフバランスを保ちつつ、適当な働き方を続けることが可能になります。
簡素化できる作業を探す
「ルールだから」「みんなやっているから」という理由で続けている作業は誰にでもあります。
日々の報告業務などはもっと簡素化してもよい場合もあると思います。
また、資料作成で丁寧に作りすぎていることもありますよね。
まずは日々のタスクごとに「そこまでやる必要があるのか?」と振り返ってみてください。
過剰な仕事を見つけることができると思いますよ。
人にお願いできる仕事を考える
エンジニアは特にそうかもしれませんが、仕事を抱え込んでしまう人が多いと感じます。
「全部自分でやらないと!」と思えば思うほど、作業を全部自分でしようとして頑張ってしまいます。
まずは「誰かにお願いできないか?」「自分がしなくてもいいのでは?」と考えてから、お願いできないものだけを自分が担当するくらいの極端な発想でもいいかもしれません。
とはいえ、一般的にお願いすることは悪いことのように感じてしまうことがあります。
自分の仕事を押し付けるような印象になってしまうのでしょうね。
でも、実際はお願いしてもそれを引き受けるかどうかは相手次第です。
なので、断られることを許容した上で、気軽にお願いしみましょう。
最低限の仕事範囲を考える
自分がやるべき仕事があると、無意識的に全部やらないといけないと思ってしまいます。
「そりゃそうでしょう。」という感じでしょうか。
でも、やるべきことに毎回100点でなくてもいいのが通常です。
個人の経験からは、だいたいの仕事は考えているより少くて済みます。
概ね60~70点くらいでいいのでは。と思います。笑
ですので、注力すべき作業を明確にして、そこは80~100点を目指して、枝葉の作業はそこまで頑張らないようにすると、よい意味で適当に仕事ができますよ。
完璧主義を手放す
完璧主義を緩めるには、ミスや失敗を受け入れることが有効です。
完璧ではない自分にOKを出すことで、頑張りすぎをコントロールしやすくなります。
誰であってもうまくいくことばかりという人はいないでしょうからね。
人と接することが得意な人は一人でコツコツ作業をするのが苦手なことも多いと思います。
人には向き不向きがあるのが通常ですからね。
でも、無意識的に全てができる人になろうと頑張ってしまいがちです。
私も完璧を目指していた時期がありましたが、やればやるほど自分のダメな部分を知ることになりました。笑
なので、今ここにいる自分自身を少しずつ受け入れていきましょう。
良いも悪いも含めて、自分が好きになっていくと思いますよ。
楽することをOKとする
日本には「頑張ることを善し」とする文化があります。逆に言えば「適当は悪」となりやすいですね。
自分や周りの誰かのために頑張る文化は素晴らしいと思います。
仕事では個人の成果で評価されるため、余計に「頑張らないと!」と思ってしまうのでしょう。
その発想から開放されて、「楽」をすることを「善し」とするマインドになれるといいですね。
楽することは怠けることとは違います。
最小限の労力で結果を出すために努力することだと思います。
頑張っても楽でも努力をする必要はあります。
ただ、その労力が多いか少ないかの違いです。
楽するのは生産性が高いともいえますね。
責任感を持ちすぎない
真面目で責任感が強いと頑張りすぎてしまいます。
もちろん、それがやりたいことであれば幸せなことだと思います。
でも、会社の仕事で責任感を持ちすぎると、作業の負荷が高くなり心身が疲れてしまいます。
やるべき仕事はあるでしょうが、そこに責任を感じすぎると過剰にハードルを上げてしまい、心の負担が増えてしまいます。
自分に与えられた仕事でも全てがその通りにしない訳ではありません。
仕事の精度を緩めたり、期限を調整したり、他人にお願いしたりしてうまく仕事をこなしていきましょう。
周りの評価を気にしすぎない
誰でも周りの評価は気になるものです。
評価が上がると嬉しいですけど、評価が下がるとちょっと傷つきますよね。
通常は1年間の評価で昇給や昇格が判断されます。
しかも、日本では頑張っている感が評価に影響してきます。^_^;
ドライに成果のみで評価される歩合制の仕事であれば基準がわかりやすいですが、そうでない仕事のほうが多いと思います。
システムエンジニアのようなシステム設計や開発業務だと、個人ではなくチームで仕事するので個人の評価基準を明確に決めずらいでしょう。
だからかもしれませんが、個人的には頑張っても頑張らなくてもさほど評価は変わらない感じがします。
評価を気にしすぎて頑張ってしまうと、それに見合わない心身の負荷がかかります。
頑張り具合と評価結果を冷製に分析して、程よさを見つけましょう。
自分が大切にしたいことを考える
人は自分のことより他人のために努力するほうが成果が出るといいます。
確かに、お客さんのために頑張るのはやりやすいですが、自分の幸せのために頑張るのは慣れない感じがしますね。
これは子供の頃からの教育が大きく影響していると思います。
親や先生から「人に優しく」とは教えられますが、「自分に優しく」とは教えてもらいませんでしたね。笑
逆にいえば、今から学んで慣れればいいだけとも言えます。
まずは、仕事でもプライベートでもいいので「自分が大切にしたいこと」を考えてみるおがオススメです。
・仕事の評価や昇格
・家族との時間
・自分のやりたいことをする自由
・心身の健康
人によって大切にしたいものは様々でしょうし、1つとは限りません。
大切なものが見つかったら、それを優先した人生や仕事の仕方を考えてみましょう。
毎日の充実感が変わってくると思いますよ。
適当な働き方のデメリットとその対処法
適当な働き方にはデメリットもありますが、これらを対処する方法を知っていれば問題ありません。以下は、適当な働き方の主なデメリットとその対処法です。
- 効率が下がる可能性:タスクの優先順位を見失わないように、定期的にリストを見直しましょう。
- 周りの評価が下がる可能性:自分の成果を適切にアピールし、周囲とのコミュニケーションを大切にたいですね。
- 自分を甘やかすリスク:目標を設定し、それに向けて努力を続けることで、自分を甘やかさないようにしましょう。
効率が下がる可能性
適当に仕事をするには効率を考えて段取りすることが重要です。
なので、適当な程よい段取りをマスターするまでは効率が悪くなることがあります。
また、ミスや失敗も多少なりとも増えるので、その対応に慣れるまでは作業が増えてしまいます。
適当に仕事をするには、そのスタイルに慣れる必要があるので、適当な度合は緩い感じから始めるのがいいですね。
周りの評価が下がる可能性
適当に仕事をするスタイルに切り替えていくと、周りからは怠けていると見られることがあります。
今までよりも頑張っていないと判断されるのでしょう。
でも、上司や周りの評価ポイントを押さえていれば大丈夫です。
例えば、上司からの依頼はすぐに回答、対応する。というのも大事だと思います。
適当とは「上手に生きる」ということでもあります。
仕事で関係する人ごとに評価ポイントは違うので、現状を分析してみましょう。
このポイントが分かってくると、上手に手を抜くことができて、ストレスも減っていきますよ。
自分を甘やかすリスク
適当と怠けるは紙一重です。笑
怠けていい加減に仕事をするのはとっても楽ですよね。
これが過ぎると、仕事をやらない人になってしまいます。
それで問題がなければいいのですが、大体は問題になります。
なので、必要最少限のやるべきことと期限を押さえておきましょう。
あくまで、効率的に仕事をして、過剰に仕事をしないのが、望ましい仕事の適当術になります。
適当な仕事を実践した結果
大阪でシステムエンジニアをしていた時は毎日多忙で心身が疲弊していました。
鬱にはならなかったですが、結構やばかったですね。
そこから仕事に対する考え方を改めて、「適当」を大切にして仕事との関わり方を切り変えました。
最初は怠けているようで「こんな自分はダメなのでは?」と感じましたが、仕事の成果はさほど変わらず、不必要に頑張っていたんだなと気づきましたね。
多少の失敗やミスはありますが、特に上司や顧客に怒られることもなく、「大丈夫なんだ。」と分かってからは「適当」にハマってしまいました。笑
それまでは、必要以上に責任感を感じていたり完璧主義になっていたんだと思います。
適当をうまく活用できると、心身の疲弊やストレスが減っていくので、仕事後のプライベートを楽しめるようになってきました。
そこから人生を楽しもう!自分らしく生きよう!と感じて今は感情カウンセラーをしています。
適当に仕事をしていくと、人生が好転すると思いますよ。
まとめ
適当という言葉は悪いイメージが強いかもしれませんが、上手に「適当」を活用することで、仕事や人生の質が変わってきます。
仕事が全て!ではない人は、ぜひ仕事に「適当」を取り入れてみてください。
適当の程よさを分かるまではででメリットを感じるかもしれませんが、コツを掴んでくるとやめられませんよ。笑
毎日のストレスが減っていき、心身が整っていくので、仕事や人生を楽しもう!という発想に変わっていくと思いますよ。
一度きりの人生ですので、上手に仕事と付き合って人生を充実させていきましょう。