ITエンジニアのイライラ改善をサポートしている勘定カウンセラーの山田純平です。
ITエンジニアっていつも忙しいですよね、、昔は特にそうでした。
私が大阪でシステムエンジニアをしていた時は、毎日終電の日々でした。
周りもそういう人が多かったので、社会人とはそういうものなのかと思っていましたね。
ただ、大学の同級生と話しをしていると、みんなはそうではないことに気づきました。笑
忙しくても心身が元気なうちはまだいいのですが、忙しさが長期化すると段々と疲れが溜まり、精神的にもストレスが増えて、じわじわと疲弊してきます。
自分でも気づいていなかったですけど、25歳の時は顔の色も真っ白で生気がなかったようです。笑
入社3年目で既にヤバい状態の会社員でした、、
ITエンジニアは納期もタイトなことが多く、不具合の発生や急な仕様変更もよくあるので、どうしても頑張り過ぎて働きすぎてしまいがちです。
辛い状況でも慣れてしまうと、仕事をやれてしまうのでITエンジニアのみなさんは注意ですね。
ただ、頑張りすぎて心身が疲弊してくると、段々とイライラが常態化してきます。
自分で思っている以上に、周りから見たらイライラしているので注意ですね。笑
私は急な作業に部下のフォローや質問、社内業務など自分の仕事の邪魔になるもの全てにイライラしていましたね。
それだけ責任感が強かったのかもしれませんが、自分にも周りにも優しくない日々でした、、
そんな自分が嫌だけど、どうしようも出来なかったのを覚えています。
それが嫌で嫌で仕方がなかったので、感情の事を学んで色々な改善を試してみた結果、効果的だったものをご紹介します。
忙しくてイライラしてしまう3つの原因
自分の都合に合わない状況
納期に間に合わせるためにお昼休みも取らずに仕事をしていることも多かったので、自分の仕事の邪魔になるものは全てが敵でした。笑
余計な手間を取られるようなことが起こると、すぐにイラっとしてましたね。
当時はプロジェクトのリーダーだったので、なんとかシステム本稼動に間に合わせるために必死だったのですが、これは会社の都合でもあり、自分の都合でもあります。
自分だけでは厳しい状況であれば、上司にヘルプを求めてもよかったと思います。
ただ、その時は「自分でなんとかしないと!」という強い想いに囚われていました。
自分に与えられた仕事は自分で解決しないといけない!という観念に縛られていた感じです。
人は誰でも自分なりの「~すべき」という固定観念があります。
それが原因となり、頑張りすぎたり、相手の言動に反応しやすくなります。
そうなると、心に余裕がなくなっていきイライラしやすくなります。
過剰な責任感
責任感が強いと自分に与えられた責任を果たすことが最優先になってしまいます。
なので、プライベートの予定があってもいつも仕事を優先したり、疲れていても無理に頑張って仕事をしてしまいます。
私は必須ではないプライベートの予定はいつもキャンセルしていましたね。
だんだんと誘ってくれる友達が減っていくくらいヤバい状況でした。笑
でも、自分の責任を果たさないと!と強く想っていたので、仕事を優先し続けていましたね。
今思えば、自分でそこまで抱えこまないでも良かったと思います。
でも、なかなか自分では気付けずに囚われてしまうことが多く、心に余裕がなくなっていき、イライラしやすくなります。
評価を求めてしまう心理
仕事をしていると、無意識的に上司や顧客、部下からの評価を求めてしまいます。
昇進やボーナスにも影響するので、仕方がないかもしれませんね。
でも、評価を気にしすぎると仕事の成果や評価を優先して、自分の幸せを後回しにしてしまいます。
そうなると、評価のために無理して頑張ってしまい、心に余裕がなくなっていきます。
評価されたい心理の根底には、子供の頃から親に認められたいという想いがあるため、多くの人が持っている心理になります。
感情を安定させる3つのコツ
「~すべき」「~してはいけない」という発想を書き出す
・仕事で失敗してはいけない
・周りの期待に応えるべき
・打ち合わせはスムーズに進めないといけない
誰でも多くの「~すべき」という発想を持っています。
ただ、これは無意識に思っていることが多く、自分では認識していないことも多かったりします。
無意識に作動するので便利な面もありますが、余計な反応も生んでしまいます。
まずは自分でこの発想に気づくことが大事です。
最初に、「~すべき。~してはいけない。」という発想を書き出してみましょう。
あまり深く考えないで思いつくがままに書くのがオススメです。
書き出した後は、「本当にそうかな?」と疑ってみてください。
状況によっては多少ミスしても問題がない場合もありますよね。
失敗がきっかけで新しい発想が生まれたり、メンバーとの関係性が深まることもあります。
状況を冷静にみることにも繋がるので、ぜひ試してみてください。
適切な距離感を取る
仕事をするメンバーとの距離の取り方を工夫することで、イライラを軽減することができます。
ストレスを感じる人には必要以上に近づかず、適度な物理的距離を保つことが効果的です。
また、心理的な距離も大切です。
相手の言動に同調しないで、適度に心理的な距離を置くことで、客観的で冷静な対応が可能になります。
心理的な距離感は慣れるまで感覚的に難しい感じがするかもしれませんが、10メートル先の人と話している感じだったり、全く関心のない親戚のおじさんと話している感覚が近いと思います。
このように、相手との距離の取り方を意識することで、イライラを軽減することができます。
頑張らないことを意識する
仕事をしていると頑張ることを求められます。
「頑張ること=善」という価値感は多くのひとが持っていると思います。
もちろん、頑張って結果が出せるのであれば仕事を多くこなせたり、期限に間に合わせやすくなります。
ただ、多くの仕事をタイトにこなしている場合、さらに頑張ってやれることが増えるので、心や身体は疲弊していきます。
責任感が強かったり、周りの評価が過剰に気になる場合は、疲弊していても頑張ってしまいますよね。
昔の私がそうでした。30代まではなんとかなると思いますが、オススメはしません。笑
なので、頑張ることに価値を求めないで、頑張らないでどうやって結果を出すか?を考えるのが有効です。
自分ひとりで抱え込む必要もないですし、作業の効率化を考えることに時間を使うのもいいですね。
Excelのファンクションキーを覚えるくらいのちょっとした効率化を日々意識していると、それが積み重なって大きな効率化に繋がっていきます。
小さなことからコツコツと!効率化と頑張らないことを意識して仕事をしていきたいですね。
自分の幸せを大切にする
仕事の結果は大事ですが、自分が幸せでなければ、ただ生きるために仕事をしている感覚になり、毎日が楽しくなくなっていき、つまらないものになっていきます。
そうなると、人生の目的も明確になっていないので、仕事の目的が上司や顧客の評価だったり、自分に与えられた仕事をこなすのがメインになってしまいがちです。
これは良いようにも思えますが、自分の主体性が薄くなっているので、やらされている感を感じて「仕事は辛い、楽しくない」と感やすくなります。
この状態で定年まで仕事をするのは辛すぎますよね、、笑
自分の幸せを目的にしていないと、仕事の結果が全てになってしまい心にも余裕がなくなっていくので、感情が不安定になりがちです。
なので、自分がやりたいことや好きなこと、自分が幸せと思うことや状況を紙に書き出してみましょう。
ちょっとしたことや小さなことでOKです。
自分らしい幸せを積み上げて毎日を満たしていきましょう。
人生が楽しくなっていきますよ。きっと。
まとめ
仕事が忙しいのは良いことかもしれません。
でも、仕事をこなすことが人生の目的になってしまうと、毎日が辛いものになっていきます。
何たのために仕事をしているのか?分からなくなることもあると思います。
そうなると、過剰に頑張ってしまいストレスが増えて、心も身体も疲弊していきます。
そうならないためにも、あえて頑張らないことや、自分の幸せを大事にしてください。
そうすることで人生に潤いが生まれて、心に余裕も出てきます。
ちょっとしたことではイラッとしないように心を整えて、人生を楽しみましょう♪