ITエンジニアのイライラ改善をサポートしている感情カウンセラーの山田純平です。
仕事をしていると人の話を聞かない人っていますよね。
実はちゃんと聞いて理解しているんだろう。と思って仕事を任せると、全然見当違いのことをしていたりすることもあります。
仕事なんだから、大人なんだからちゃんと話は聞くでしょ!と思いがちですが、そうでない人がいるのは受け入れるほうがよさそうですね。笑
でも、話を聞かない人と一緒に仕事をしているとスケジュールに支障も出るし、品質にも影響します。
だから、自分の言ったことを聞かない人にイライラしやすくなります。
この記事では人の話を聞かないひとの特徴や対処法をお伝えしたいと思います。
なぜ人の話しを聞かない人にイライラするのか?
疲労している
疲れている時に打ち合わせで人の話を聞かない人がいるとイライラしてきますよね。
ありえない!という感じだと思います。笑
寝不足だったり、疲れが溜まっていたり、ストレスが多いとどうしても心に余裕を持ちにくくなります。
日々、疲労しないように仕事や体調を調整したいですね。
時間がない
現代人は忙しい!社会が便利になってスピード感が上がっているので、仕事の結果もスピードを求められやすいと思います。
時間がない時はスムーズに話を進めたいですが、人の話を聞かない人がいると滞ります。
こっちの都合に合わせて話が進むといいのですが、色んなタイプの人間がいるので都合よくいかないこともありますね、、
できるだけ時間に余裕を持ったスケジュールを意識したいですね。
自分のペースで話を進めれない
話しを聞かない人がいると、自分のペースで仕事が進みません。
これって結構ストレスですよね。
自分都合といえばそれまでですが、パパッと話を進めたい人にとっては、話しを聞かない相手は天敵かも知れません。
コミュニケーションは自分と相手とのバランスが大事です。
自分のペースも相手のペースも尊重していきたいですね。
意思疎通ができていない不安
人の話しを聞かない人に仕事の話をすると、とても不安になります。笑
こいつ大丈夫か?ってなりますよね。
話をきていない風でもちゃんと理解していればいいのですが、理解していない場合は仕事に影響が出ます。
仕事中の雑談タイムであればいいでしょうが、そうでない場合はイラッとしてしまいがちですね。
自分のことに関心がない感じが嫌
「話しをきていない=自分のことに関心がない」感じがしてしまうものです。
一生懸命、仕事の話をしていればいるほど、それを聞いていない人がいると悲しくなりますよね。
それがイライラへと変わっていく流れです。
自分の話を聞いていなくても全く平気!という人は少ないと思いますが、相手も悪気はないと割り切るのも一つの手ですね。
話しを聞かない人の特徴
自己中心的な態度
自分の意見や感情を優先し、他人の意見や感情に配慮が足りない場合があります。
自分のことを優先したいタイプですね。
このタイプの人は結構いる感じがしますが、自分の意見を指摘されたり否定されることを怖れていることが多いです。
気が散りやすい
会話中に気が散るため、話し手の言っていることを聞き逃したり理解しなかったりすることがあります。
集中力が薄い多動児タイプですね。わたしも少しこの感じかもしれません、、
でも、聞いているようで聞いていない人もいるので、案外このタイプも多い気がしています。
これは生まれ持っての気質みたいなものなので、変えるのはちょっと大変ですね。
自分が正しいと思いたい
相手の話を聞くよりも、自分の意見を押し通そうとするため、対立が生じやすいです。
話を聞かないだけでなく、自分の意見を正しいとしたいタイプですね。
このタイプの人と意見が違うと大変です。
うまく相手の意見を尊重しつつ、自分の意見との折衷案を見つけるのがいいかもしれません。
自己防御を優先する
相手の話や意見を批判や否定をされていると感じるやすく、防御的になりがちで、他人の言葉を受け入れにくいことがあります。
少しでも意見が違えば否定されたと感じる人もいるので、まずは相手のことを肯定して受け入れている感じで話すのがポイントです。
誰だって自分のことを受け入れて承認してほしいと思うものです。
相手はそういう想いが強い人だと考えると、付き合いやすくなるかもしれませんね。
話を聞かない人に対して冷静でいる方法
ゆっくり深い呼吸をする
椅子に座り、リラックスして目を閉じましょう。
その後は8秒吸って8秒吐く呼吸を5分間ゆっくりと続けるだけで、心がすっきり整ってきます。
この時は注意されたことは忘れるのがポイントです。 可能であれば、何も考えないほうが理想ですね。
ぼーっと何もしない時間が脳や心に栄養を与えてくれますよ。
呼吸はシンプルすぎてあまり実践されていない気がしますが、かなり効果的です。
ゆっくり水を飲む
ゆっくり水を飲む水を飲むことで心を落ち着けてくれます。
実は感情のエネルギーは水で流されやすいんです。
だから、イライラしている時は意識的に水を多く飲むようにすると良いですよ。
まずは相手の話しを聞く
話を聞かない人は自分のことを話したい傾向があります。
よくも悪くも自分主体なんですね。
なので、自分の話をする前に、相手の話を聞いてみましょう。
この時のポイントは、相手が話している時にいちいち心の中で突っ込まないで、ただ相手の話を聞くことです。
心のツッコミは結構してしまいますが、それが無意識的に相手に伝わって、なんとなく受け入れられていない感じがしてしまい、相手が否定感を持ちやすくなります。
そうなると、さらに人の話を聞かなくなるので、ご注意ください。
相手の気持を理解する
話をしている時、相手の体調や気持がどんな状態なのか?はとても重要です。
疲れていたら純粋に話を聞きにくいでしょうし、イライラしていたらなおのことです。
また、忙しいのに話をされると、話は聞かないで別のことを考えるということもありますよね。
人の状態や気持ちはその時々でも違ってくるので対応は大変ですが、そこに意識を向けて話をするだけで、相手が話をききれやすくなってくれます。
自分の話したいことも大事ですが、相手があってのコミュニケーションなので、相手のことも意識して話ができるといいですね。
相手に質問する
話を聞かない相手には、逆に質問をしてみるのも一つの方法です。
仕事で質問されて無視する人は少ないでしょう。
質問によって相手の状態を確認できますし、自分が話したいことを質問形式にして伝えることもできます。
「今回、お客さんから急な要求がきたけど、こういう対応案はどうかな?」と質問する感じですね。
これだと自然と話しに意識が向きますよね。
注意点としては、相手をコントロールしようと思わないこと。
これが強いと、無意識的に相手が感じ取ってしまうので、逆効果になります。
相手と心理的な距離間を取る
一般的に仕事をする相手とは心理的な距離間が近くなりやすいものです。
これは小さな頃に親に好かれたい、嫌われたくないという想いから相手と心理的距離間を近くして、同調することに慣れていることが主な原因になります。
だから、相手と同調するのが癖になっていると思っていたほうがいいですね。
相手と同調してしまうと相手の影響を受けやすくなり、ちょっと注意されただけでも自分が責められたり否定されている感覚になりやすくなります。
なので、相手とは心理的な距離間を取るのがオススメです。
イメージは10メートル先の人と話している感覚、興味のない人と話している感覚で相手と話ができればいい感じです。
相手とのコミュニケーションの際は適切な距離間を取って、冷静に対応していきましょう。
イライラを感じた時の心理的な対処法
自分の都合を手放す
仕事では自分の設定したスケジュールに沿って、メンバーとコミュニケーションして仕事を進めていくのが通常でしょう。
でも、話しを聞かない人がメンバーにいると、スケジュールが滞りがちです。
なので、自分の都合に合うように指示をするものですが、この傾向が強いと、都合通りにいかない時やスケジュールが遅れた時に、話しを聞かない人が原因で悪いやつのように感じてしまいます。
そうなると、自分が正しくて相手が悪いという立ち位置になり、話を聞かない相手にイライラしてしまいます。
そんな時は、自分の想定しているスケジュールはありつつも、それを絶対としない立ち位置が有効です。
実際には、毎回完璧に仕事を予定通りに進めることは難しいと思います。
絶対に!完璧に!ミスなく!という発想はでてきたら、それを緩めてみましょう。
イライラも減って、仕事も結構うまくいくもんですよ。
~すべき、~してはいけない。という固定観念を発見する
感情的になる原因のひとつが固定観念です。
「~すべき。~してはいけない。」という強い想いですね。
これは日常生活や仕事でたくさんあります。
・遅刻してはいけない。
・納期は守らないといけない。
・上司に言われたことは絶対!
など書き出したらきりがないかもしれません。笑
これらの固定観念は全てが悪い訳ではありません。
生きていくために有効なものも多くあります。
ただ、仕事をする上で悪影響を及ぼすものもあります。
「納期は絶対厳守!」という固定観念があると、時間に余裕がなくても体調が悪くても、納期のために頑張ってしまいます、、、
昔のわたしはそうでしたね。懐かしいです。笑
強い固定観念は反応的に感情を生み出し、行動を促します。
感情に振り回されないためにも、不要な固定観念はできるだけ減らしたいので、「~すべき。~すべきだない。」と思うものを紙に書き出してみましょう。
深く考えないで思いついたら書くのがポイントです。
固定観念を発見したら、「本当にそうだろうか?」と自分に質問してみてください。
大抵は過去にそう覚えてしまっただけで、現在では不要なものもたくさんあります。
そこに気付ければ、仕事がもっと楽になり、人生が生きやすくなりますよ。きっと。
リフレーミングを活用する
話を聞かない人に対しては、リフレーミングを活用すると効果的です。
リフレーミングとは、物事を別の視点から見直すことで、新たな理解や発見を得る手法です。
まず、問題や状況を客観的に捉えることが大切です。
自分の固定観念や先入観を一旦脇に置き、他の視点から見てみましょう。
相手は嫌がらせをしている訳ではなく、自忙しいだけかも。という風に相手目線で考えてみるのが基本ですね。
人それぞれ、仕事の状況や体調、自分の価値観や考え方、発想がありますからね。
このように自分との違いを理解できると相手を受け入れやすくなり、イライラしにくくなります。
また、相手への設定や意味付けを変えてみることでイライラしにくくなることも可能です。
例えば、「話しを聞かないこの人は、実は宇宙人で地球に観光に来ている。」という設定を勝手に作り、相手に当てはめてみる感じです。
このように相手の設定を変えると、話を聞かない状態でも、ちょっと笑えてきたりします。
目的は自分がイライラしないことなので、笑えるような設定を色々考えてみましょう。
ちょっとした選択や出来事でも、日々リフレーミングを実践することで、柔軟な思考が養われ、相手や不都合な状況への許容量が向上します。
また、リフレーミングのトレーニングとしては、いつも「選択肢を3つ考える」ようにしましょう。
いつも選択肢を複数考える癖をつけることで、柔軟に物事に対処しやすくなります。
これらの方法を使って、イライラする状況を減らしていきましょう。
イライラを感じる
感情は感じないと溜まっていきます。困った性質ですね、、笑
だから、イライラを抑圧しているとイライラが激しくなったり、自分でもびっくりするくらいキレてしまうこともあります。
逆に言えば、感じることで解消されていくとも言えます。
とはいえ、イライラなどの感情は感じたくないものです。
一般的に子供の頃から感情を感じることは慣れていないので、少しずつトレーニングするのがオススメです。
トレーニングをしたらその分だけイライラに対する耐性が上がり、感情に振り回されにくくなります。
イライラに対する筋力がアップするイメージですね。
方法は以下の動画でも紹介していますので、ご覧いただければと思います。
インナーチャイルドを発見する
子供の頃に親や周りの人の話を聞かないで怒られたり注意された経験は誰にでもあると思います。
小さなときは自由ですからね。
ただ、一般的には人の話を聞かないことは「悪いこと」と教育され、怒られます。
その経験が心の傷として潜在意識に残りますが、これはインナーチャイルドと呼ばれています。
インナーチャイルドは1度傷ついたらずっと潜在意識に残り続ける性質があります。ほんとに困ったものです。
このインナーチャイルドの蓄積は18歳か20歳頃まで続き、それが大人になっても影響を与えます。
具体的には、人の話をちゃんと聞かないとダメだ!という発想が強化され、そういう人をみるとイライラしやすくなります。
このメカニズムを知らないと、イライラしやすい人生になっていきます。
今の自分の判断や選択、思考パターンや感情の発生パターンは子供の頃のインナーチャイルドが原因で出来ているといっても過言ではありません。
なので、イライラや自己否定的な発想が出たときには、「何が原因なのだろう?」と意識を向けてみてください。
「子どもの頃、親にちゃんと話を聞きなさい!と教育されたからか。」と気づければ、失敗に対するネガティブな発想は減っていき、「子どものように人の話を集中して聞けない人もいるかもな。」という心持ちになりやすいイメージです。
イライラやネガティブな思考が強い人も十分に改善できるので、人生をより幸せなものにしていきましょう。
まとめ
人の話しを聞かない人はどこにでもいるものです。
人間には色々なタイプの人がいますからね。
なので、まずは話を聞かない人の特徴を知って理解を深めましょう。
相手も自分に嫌がわせをしたい訳ではないですからね。笑
自分都合で相手をコントロールしようという想いが強いと、相手は反発してしまいますので話を聞いてもらえません。
相手のことを尊重して、適切に対応すれば話を聞いてもらいやすくなるし、イライラも減っていきます。
自分の意識や考え方、接し方で改善できるので、ぜひ試してみてくださいね。
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