否定されるとイラッとする人必見!!感情コントロール術

    ITエンジニアのイライラ改善をサポートしている、感情カウンセラーの山田純平です。

    仕事をしていると上司や顧客などに自分の成果や結果を指摘されたり、否定されることがあります。

    いつも完璧にミスなく仕事をできる人はいないですからね。笑

    今回は誰でも嫌な、否定してくる人の特徴やイライラする原因、対処法をご紹介したいと思います。

    この記事の目次

    いつも否定してくる人の心理や特徴

    自分のほうが優れていると思っている

    否定してくる人は自分のほうが上で優れている思っていることがあります。

    そうでないと、いつも相手の言ったことを否定しないですよね。笑

    自分が上という立ち位置なので、自分の考えや意見が正しいという発想が当たり前になっているかもしれません。

    相手にとっては迷惑なことですね。

    完璧主義

    完璧主義の人と打ち合わせや話しをするのは苦痛なものです。

    何かに付けてダメな点や漏れていること、欠点や不備などを事細かに突っ込まれます。笑

    相手は悪気はなく、完璧を求めて必要な言動やアドバイスをしているだけだと思います。

    確かにそれは正しいのかもしれませんが、指摘されたり否定されるほうは、たまったものではありませんね。

    仕事には人それぞれのやり方や基準があるので、自分のスタイルを大切にしていきましょう。

    相手と価値観が合わない

    価値観の合わない人同士が打ち合わせやコミュニケーションをすると、お互い否定することにもなりかねません。

    自分と違う価値観を受け入れられない場合は特にそうですね。

    人間は誰一人と同じ人はいません。笑

    でも、自分の思考や考え、常識などは相手も同じだろうと錯覚してしまいがちです。

    これはよくある誤解なので、自分と相手とは価値感が違うことを理解しているとコミュニケーションがスムーズになりますよ。

    自分に自信がない

    自分に自信がない人は、自分と意見が違う人に対して、無意識に攻撃されたと感じることがあります。

    それを防御するために、相手を否定して自分の身を守るという心理メカニズムです。

    偉そうにしている人ほど、自己否定や劣等感が強かったりしますからね。

    自分の立場を守りたい

    自分の立場を守るるために相手を否定することもあります。

    これは「相手を否定する=自分が正しい」という心理ですね。

    保身のために周りを否定するのには、不安が関係しています。

    立場が危うくなると、自己否定がでたり、自分がダメな存在に感じたり、周りの評価が気になったりしますからね。

    そうなるのが不安で嫌だから、そうならないために相手を否定するという流れです。

    面倒くさいですよね。人間って。笑

    でも、分かってくると人付き合いが楽になるので、人間の心理を学んでいきましょう。

    不安やストレスが多い

    負荷の高いストレスや不安が原因で、否定的な反応が多くなることがあります。

    メンタルが不安定で疲弊している状態ですね。

    こうなると、何に対しても否定的になってくるので、周りは大変です。

    でも、本人もかなり大変な状態だと思います。。。

    ネガティブの連鎖を自分のところでストップさせたいですね。

    コントロールしたい欲求

    状況や他人を自分の都合のよいようにコントロールしようとする強い欲求があると、それが否定的な態度として表れることがあります。

    相手を否定して自分の正当性を示すことで、相手が自分に従うことを無意識的に狙っているのかもしれません。

    否定されたほうは相手のほうが勝っていると感じてしまいがちです。

    なので、否定してくる相手には同調しないように対応したいですね。

    なぜ否定されるとイライラするのか?

    否定されるとイライラする原因はいくつかあります。

    まず、否定されると自分の意見や感情が認められないと感じ、自尊心が傷つけられることがあります。

    また、自分のアイデアや提案が受け入れられないと、拒絶されたと感じることもあります。

    対人関係では、否定されることで相手に理解されていないと感じ、イライラが発生しやすくなります。

    他に、人によっては、否定的なフィードバックを個人的な攻撃として受け取ることもあり、その結果、防御的または攻撃的な反応を引き起こすことがあります。

    こうしたイライラは日常的によく起こるもので、否定された時にどのように感じ、どのように対処するかを理解することは、ストレス管理や自然な対人関係を築くために重要です。

    自尊心の傷つき

    自分の意見やアイディアが否定されると、自己価値が低下したと感じて、それがイライラへと繋がることがあります。

    自己価値や自己肯定感が高くないと傷つきやすい傾向性がありますね。

    ただ、日本人は謙虚な方が多いので、無条件に自分が正しいと思いにくいと思います。

    否定してくる人は、仕事の結果や事象に対して言っていることが通常なので、自分自身が否定されている訳ではないと理解しましょう。

    想定外の期待はずれ

    自分の提案が受け入れられると期待している場合、想定外に否定されると、イライラに繋がることがあります。

    「なんでだよ!」という想いが心に芽生えて、それが自己否定に繋がり、それが受け入れきれなくて防御のためにイライラが出る構図です。

    期待していた自分が恥ずかしてくそれを受け入れられずにイライラしてしまう場合もありますね。

    過度な期待は感情的になりやすいので、ご注意ください。

    拒絶されることへの防御

    自分の提案や意見が受け入れられないことを、個人的に拒絶されたと感じることがあります。

    そうなると自分自身が否定された感じがしてしまい、自分がダメな人だと思ってしまいやすいですね。

    自分に価値がないように感じてしまったり、劣等感が刺激され、それが嫌でイライラして防御してしまうメカニズムです。

    逆に否定されて凹み、自己否定を続ける場合もあり、イライラするかどうかはその人のタイプによるところもあります。

    理解されていないと感じる

    自分の意見が十分に理解されず、受け入れられていないと感じることで、イライラすることがあります。

    誰だって自分のことを理解してほしいですし、受け入れてほしいものです。

    でも、意見を否定されると自分のことを良いも悪いも受け入れてもらえていないと思ってしまいがちです。

    人間は完璧には生きれないので、うまくいかないことやミスがあるのが普通です。

    そんな素直な今の自分を受け入れてもらいたいという心理が誰にでもあります。

    それを否定されると、イライラが出てしまうのも仕方がないことかもしれませんね。

    劣等感を感じたくない

    他人からの否定を、自分の不十分さを指摘されたと捉えると、それが自己評価を下げる原因になることがあります。

    他の人よりも自分が劣っていると感じてしまい、それが嫌でイライラして防御する心理です。

    人には得手、不得手があるので、全てにおいて優れていることはありません。

    劣っている部分にフォーカスするよりも、自分のできている部分にフォーカスしたいですね。

    過去のトラウマ経験

    過去に否定された経験がトラウマとなり、同じような状況で過剰に反応することがあります。

    例えば、幼少期に父親から学校の成績や日常生活で否定されるような経験があると、それが潜在意識に蓄積されます。

    これはインナーチャイルドと呼ばれており、大人になってもこのトラウマが反応して、過去の傷ついた経験を思い出し、それを防ごうとします。

    それがイライラになって表面化することはよくあります。

    インナーチャイルドはイライラの主な原因とも言えますね。

    攻撃されていると感じる

    自分の意見やアイディアが相手と違い指摘されると、個人的な攻撃と捉えられることがあります。

    自分自身を否定して攻撃していると感じるケースですね。

    ただ、実際に相手が攻撃しようとしていることは少なく、自分がそう感じているだけのことが多いと思います。

    とはいえ、攻撃されるのは避けたいことなので、イライラして防御しようとするのは自然な反応でもあります。

    否定されてイライラしたときの対処法

    ゆっくり深い呼吸をする

    椅子に座り、リラックスして目を閉じましょう。

    その後は8秒吸って8秒吐く呼吸を5分間ゆっくりと続けるだけで、心がすっきり整ってきます。

    この時は注意されたことは忘れるのがポイントです。 可能であれば、何も考えないほうが理想ですね。

    ぼーっと何もしない時間が脳や心に栄養を与えてくれますよ。

    呼吸はシンプルすぎてあまり実践されていない気がしますが、かなり効果的です。

    ゆっくり水を飲む

    ゆっくり水を飲む水を飲むことで心を落ち着けてくれます。

    実は感情のエネルギーは水で流されやすいんです。

    だから、イライラしている時は意識的に水を多く飲むようにすると良いですよ。

    話を聞き流す

    相手の言葉を全て真に受ける必要はありません。ときには聞き流すことも大事ですね。

    否定の言葉を浴びせられて辛いときは、無理に聞かなくても大丈夫です。

    「へー、そうなんだ。」くらい他人事でもOKです。

    相手からの否定が辛いときは自分のメンタリティを保つことが何より大事です。

    真面目に相手のことを真に受けすぎないで、自分の心も大切にしてくださいね。

    相手と心理的な距離間を取る

    一般的に仕事をする相手とは心理的な距離間が近くなりやすいものです。

    これは小さな頃に親に好かれたい、嫌われたくないという想いから相手と心理的距離間を近くして、同調することに慣れていることが主な原因になります。

    だから、相手と同調するのが癖になっていると思っていたほうがいいですね。

    相手と同調してしまうと相手の影響を受けやすくなり、ちょっと注意されただけでも自分が責められたり否定されている感覚になりやすくなります。

    なので、相手とは心理的な距離間を取るのがオススメです。

    イメージは10メートル先の人と話している感覚、興味のない人と話している感覚で相手と話ができればいい感じです。

    相手とのコミュニケーションの際は適切な距離間を取って、冷静に対応していきましょう。

    否定されている事象にフォーカスする

    相手は自分自身を否定している訳ではありません。基本的には。笑

    ただ、仕事の結果を否定されると自分のことを否定されている感じがしてしまうのが通常です。

    単に資料の誤字脱字を指摘されただけでも、「自分には能力がないんだ、自分はダメだな。」と感じてしまうことはあると思います。

    なので、意識的に否定されている事象だけにフォーカスするのが有効です。

    自分自身の評価と仕事の結果に対する指摘を切り分けるイメージですね。

    指摘されている事象と自分の評価を切り分けるだけで、感情的な反応は減っていきますよ。

    自己肯定感を高めるための方法

    目標設定と達成

    小さな目標を設定し、それを達成することで自信をつけることで、その達成感が自己肯定感を高めます。

    仕事の目標は上司が決めた理想であったり、顧客の要求であることも多く、求められる目標は大きいかもしれません。

    ですので、それを目標にするとハードルが高くなり、達成できない時は逆に自己否定をしてしまいがちです。

    なので、目標を小さく細分化して達成感を味わい、達成した自分を認めて工程していきましょう。

    感謝の習慣

    日常の小さなことに感謝する習慣を身につけるのもよい方法です。

    日々の感謝日記をつけることで、ポジティブな感情が増え、自己肯定感が向上します。

    人間はネガティブなことや良くないこと、不安や怖れにフォーカスが強く当たりがちです。

    これは危険を察知してリスクヘッジをするためには有効ですが、喜びや楽しさなどポジティブなものにフォーカスがあたりにくくなるデメリットもあります。

    ですので、あえて感謝を見つめて書き出すことで、日々のプラス要素を受け取っていきましょう。

    出来ていることにフォーカスする

    今までの人生や仕事ではミスや失敗、できなかったことに意識が向いてしまいます。

    ネガティブなことのほうが記憶に残りやすいですからね。

    これは、未来に同じような失敗を繰り返さないための自然な作用です。

    なので、出来ていることは当たり前のように感じてしまい、スルーしてしまいがちです。

    だから、あえてそれを書き出してみることで、出来ていることを意識できて、自己肯定の向上につながってきます。

    過去の成功を振り返る

    過去に成功した経験を振り返り、それを自己効力感の向上につなげるのも有効な方法です。

    毎日を忙しく過ごしていると過去のことを振り返る機会も少ないと思います。

    でも、子供の頃や学生時代、会社に入ってからうまくいったことや成功したことはあると思います。

    成功というと大きなことを成し遂げたイメージがあるかもしれませんが、ちょっとしたことでOKです。

    美味しくカレーが作れた。くらいで大丈夫ですよ。笑

    日々の小さな成功の積重ねが自己肯定を高めてきますので、取るに足らないと感じることでもリストアップしていきましょう。

    自分の長所を認識する

    自分の強みや長所をリストアップし、それらを日常生活や仕事で積極的に活かしてみましょう。

    まずは自分の長所や得意なことをリストアップしていきます。

    本当かどうかは深く考えないで、とにかく書き出すのがポイントです。

    深く考えると、「これって長所ってほどでもないな。」みたいな発想が出やすくなるので、楽観的なほうが効果的です。

    他には友達や親、同僚などに自分の長所や得意なものを聞いてみるのも効果的です。

    自分で自分の長所は当たり前過ぎて、意外と分からないので。笑

    健康的なライフスタイルを送る

    適切な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は心身の健康を促進し、自己肯定感を高めます。

    身体が疲れていたり不調だと、潜在的には自分の肉体を否定していることになります。

    不健康な状態を肯定できる人は少ないでしょうからね。笑

    なので、健康というだけで、自分の身体を肯定しやすいものです。

    身体を健康にすることで、心も健康にしていきましょう。

    趣味や興味を深める

    新しい技術や知識、趣味を学ぶことで、自己の成長を感じ、それが自信につながります。

    誰でも何か成長を感じると嬉しいものですよね。

    成長欲みたいなものが自然と備わっているのだと思います。

    なので、自分が興味のあることや趣味などを学ぶことで成長を感じ、それが肯定感に繋がります。

    個人的にはビリヤードが少しうまくなるだけでも嬉しくなるものです。

    一度きりの人生なので自分らしく楽しみたいですね。

    感情の対処法

    感情日記をつける

    日々、出てきては消えていく感情。時間が経つと感情のことは忘れてしまうものです。

    だから、まずは1日の終わりに感情のことを振り返って日記を付けることが有効です。

    ・顧客に言われた一言がムカついた!
    ・部下が指示通りに仕事をしていないので、イラッとした!
    ・電車で押してくる人にムッとした!

    などちょっとしたことを含めると多くの感情が生まれているのが通常です。

    これらの感情を振り返って記載することで、自分の感情に気づきやすくなります。

    自分の感情に対処するには、まず感情に気付けないと始まりませんからね。

    イライラの原因を深堀りする

    感情日記を付けていると日々発生した感情に気づきやすくなります。

    そうなると、「なぜイラッとしたのだろう?」という原因を深堀りしやすくなります。

    電車で押してくる人にムッとした!のであれば、自分が大切に扱われていない感じがしてそれが嫌で腹がたったのかもしれませんし、相手に迷惑をかけないようにするべきだ!という固定観念が原因かもしれません。

    その人なりの原因があるので、ケースバイケースになりますが、感情が出てイラッとしたのであれば、

    「なぜ、イラッとしたのだろ?」と自分に質問してみてください。

    意外な答えが出てきたりしますよ。

    ~すべきを発見する

    感情的になる原因のひとつが固定観念です。

    「~すべき。~してはいけない。」という強い想いですね。

    これは日常生活や仕事でたくさんあります。

    ・遅刻してはいけない。
    ・納期は守らないといけない。
    ・上司に言われたことは絶対!

    など書き出したらきりがないかもしれません。笑

    これらの固定観念は全てが悪い訳ではありません。

    生きていくために有効なものも多くあります。

    ただ、仕事をする上で悪影響を及ぼすものもあります。

    「納期は絶対厳守!」という固定観念があると、時間に余裕がなくても体調が悪くても、納期のために頑張ってしまいます。。。

    昔のわたしはそうでしたね。懐かしいです。笑

    強い固定観念は感情を生み出し、行動を促します。

    感情に振り回されないためにも、不要な固定観念はできるだけ減らしたいので、「~すべき。~すべきだない。」と思うものを紙に書き出してみましょう。

    深く考えないで思いついたら書くのが大事です。

    固定観念を発見したら、「本当にそうか?」と自分に質問してみてください。

    大抵は過去にそう覚えてしまっただけで、現在では不要なものもたくさんあります。

    そこに気付ければ、仕事がもっと楽になり、人生が生きやすくなりますよ。きっと。

    感情を感じてみる

    感情は感じないと溜まっていきます。ほんとに困った性質ですね、、笑

    だから、イライラを抑圧していると逆にイライラしやすくなったり、自分でもびっくりするくらいキレてしまうこともあります。

    逆に言えばイライラを感じれば溜まらないで解消されていくとも言えます。

    とはいえ、イライラなどのネガティブな感情は誰でも感じたくないものです。

    一般的には感情を感じることは慣れていないので、少しずつトレーニングするのがオススメです。

    トレーニングはやったらその分だけイライラに対する耐性が上がり、振り回されにくくなります。

    イライラに対する筋力がアップするイメージですね。

    方法は以下の動画でも紹介していますので、ご覧いただければと思います。

    まとめ

    仕事をしていると指摘や否定されたり、否定されたと感じることがあります。

    そんな相手とは適切に距離を取るのが大事ですね。

    また、仕事結果を否定されたのに、自分自身を責められていると感じることもあります。

    なので、否定されている事象にフォーカスして、自分自身と相手の言動を切り離すのも有効です。

    これができれば、随分と相手の否定に対して対処しやすくなります。

    他には、自分の感情日記をつけて、日々発生している感情に気づき、原因を見つけることで根本的な対処をしやすくなります。

    感情のことはあまり詳しく知られていないので、感情に振り回されないようにするには適切に対処することがポイントです。

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