話しかけられるとイライラする本当の理由。その感情の正体とは?

    ITエンジニアのイライラ改善をサポートしているインナーチャイルド・ヒーラーの山田純平です。

    納期に追われる仕事中、部下から話しかけられて「なぜ今なんだ…」とイライラしてしまう。

    「この感情をコントロールできない自分はダメだ…」
    「どうすれば冷静に対応できるようになるのだろう…」

    そんな思いを抱えている方も少なくないでしょう。

    実は、仕事中の話しかけに対するイライラは、あなたの心が発する大切なメッセージかもしれません。

    システム開発の現場で求められる深い集中と、マネジメントに必要なコミュニケーション。

    この相反する要求の中で感じるストレスは、実は自然な反応なのです。

    この記事では、仕事中のイライラに悩むITエンジニアの方に向けて、以下の3点について紹介しています。

    • イライラという感情が本当に伝えたいこと
    • 感情を理解するための具体的な3つのステップ
    • より良い職場コミュニケーションの築き方

    元システムエンジニアで現在はインナーチャイルド・ヒーラーである山田純平の経験と、心理学の視点から、実践的な改善方法をお伝えします。

    イライラの感情と上手に向き合い、より良い職場環境を作るためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

    この記事の目次

    仕事中のイライラは心からのメッセージだった

    私たちが感じるイライラは、実は心からの大切なメッセージなのです。

    特に仕事中に感じるイライラは、自分の内側にある「大切にされたい」という純粋な願いの表れかもしれません。

    この感情の本質と、私たちの心が何を伝えようとしているのか、以下で詳しく紹介していきます。

    イライラの感情が伝えたいこと

    イライラは「自分を守りたい」という心からの防衛反応です。

    特にプロジェクトの締切に追われる中での予期せぬ話しかけは、深い集中を妨げられることへの不安や焦りを引き起こしやすいものです。

    「なぜ今なの?」「こんなに忙しいのに…」という思いが湧き上がってくるかもしれません。

    しかし、このイライラには重要な意味が隠されています。

    自分を大切にしたい気持ち
    締切に追われる中での中断は、自分の時間や集中力が尊重されていないように感じさせます。これは自分の価値や存在を認めてほしいという願いの表れです。

    完璧にこなしたい思い
    プロジェクトリーダーとして責任を全うしたい、質の高い成果を出したいという強い想いが、予期せぬ中断への抵抗感を生んでいる場合があります。

    安全を求める気持ち
    予定外の話しかけは、計画通りに進まない不安や、納期に間に合わないかもしれない怖れを呼び起こします。これは自分を守ろうとする自然な反応です。

    イライラの根底には、必ず何らかの大切な思いが隠されています。

    この感情は決して「悪いもの」ではなく、むしろ自分の心の声に気づくためのサインと言えるでしょう。

    幼少期の体験と今の自分の関係

    現在の職場で感じるイライラは、実は幼少期の体験と密接に関連している場合が少なくありません。

    システム開発の現場では、深い集中を必要とする作業中の中断が、過去のある体験を無意識に呼び起こすことがあるのです。

    「自分の気持ちを理解してもらえなかった」「やりたいことを途中で邪魔された」といった幼い頃の体験が、今の状況と重なって反応を起こしている可能性があります。

    例えば以下のような体験が影響を与えていることがあります。

    自己表現を否定された経験
    「今は忙しいから後にして」と言われ続けた記憶や、真剣に取り組んでいることを軽視された体験が、現在の仕事での中断に対する過敏な反応を生んでいるかもしれません。

    完璧を求められた環境
    「もっとちゃんとやりなさい」と過度に期待され、失敗を許されない環境で育った場合、仕事の中断はその完璧さが脅かされる不安として感じられることがあります。

    このように、現在のイライラは単なる性格の問題ではなく、過去の経験が現在の状況で再現されているのかもしれません。

    自分の感情の源流を理解することは、より適切な対処法を見つけるための重要な第一歩となります。

    自分の感情を理解する3つのステップ

    イライラという感情は、自分の心が発するメッセージを理解するための大切な手がかりです。

    特にシステム開発の現場では、締切に追われる中での予期せぬ中断に対して強い感情の反応が起きやすいものですが、これは決して悪いことではありません。

    まずは自分の感情を理解するための3つのステップを順番に見ていきましょう。

    イライラ日記で感情を可視化する

    イライラした瞬間の記録が、感情理解への第一歩となります。

    「イライラ日記」は、その時の状況と感情を客観的に見つめ直すための効果的なツールです。

    具体的には、以下の3つの項目を記録していきます。

    時間と状況
    イライラが起きた時刻と、その時何が起きていたのかを具体的に記録します。例えば「午前10時、締切間近のプログラム修正中に部下から質問を受けた」といった具合です。

    イライラの強度
    感情の強さを1-10の数値で評価します。これにより、どのような状況で特に強い反応が起きやすいのか、パターンを把握することができます。

    内なる声
    その時に心の中で浮かんだ言葉や思いを、そのまま書き留めます。「なぜ今なのか」「もっと考えてから質問してほしい」といった率直な気持ちを記録しましょう。

    「何でこんなことでイライラするんだろう」と自己否定的になっている方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、感情を記録することで、実は自分が大切にしたい価値観や守りたいものが見えてくることがあります。

    イライラ日記は、感情と上手に付き合うための第一歩となるでしょう。

    心の声に耳を傾ける瞑想法

    静かに自分の内側に意識を向けることで、イライラの奥にある本当の気持ちが見えてきます。

    この瞑想法は、特別な道具や場所を必要とせず、デスクに座ったままでも実践できる方法です。

    以下の手順で実施してみましょう:

    呼吸に意識を向ける
    まずは深いため息をつくように、ゆっくりと呼吸します。腹部の上下動を感じながら、3回ほど繰り返してみましょう。

    身体の緊張を確認する
    イライラを感じている時、身体のどの部分に力が入っているかを観察します。肩や首、顎、腰などによく現れる緊張に気づくけるといいですね。

    内側の声を聴く
    緊張が和らいだら、目を閉じて心の中でつぶやいている声に耳を傾けます。批判的な考えは脇に置いて、ただ観察するように心がけましょう。

    「こんな簡単なことで効果があるのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。

    しかし、この簡単な実践を通じて、多くの方が自分の感情をより客観的に理解できるようになっています。

    たった3分でも、心を落ち着かせる効果が期待できます。

    過去と現在の感情を切り分ける

    現在のイライラは、実は過去の似たような場面での感情が重なって増幅されている場合があります。

    この感情の切り分けは、より適切な対処法を見つけるための重要なステップとなります。

    具体的には以下のような手順で整理していきます。

    現在の状況を特定する
    イライラが起きた具体的な状況と、その時の周囲の状況を客観的に書き出します。例えば「締切直前のプロジェクトで、想定外の質問を受けた」といった形です。

    過去の類似体験を探る
    似たような感情を感じた過去の出来事を思い出してみます。「急いでいる時に邪魔された」「自分の時間を奪われた」といった共通点が見えてくるかもしれません。

    感情の強度を比較する
    現在と過去の感情の強さを比べてみましょう。もし現在の反応が異常に強いと感じられるなら、そこに過去の感情が影響している可能性があります。

    「なぜこんなに強く反応してしまうんだろう」と悩んでいる方も少なくないでしょう。

    しかし、この感情の切り分けを行うことで、より冷静な対応が可能になってきます。

    過去と現在の感情を区別することは、より建設的な対処法を見つけるための重要な一歩となります。

    職場での対話を楽にする具体的な方法

    イライラを感じる場面で、自分の気持ちを大切にしながら相手とより良い対話を築くことは可能です。

    これは特に、締切に追われるプロジェクトリーダーにとって重要なスキルとなるでしょう。

    以下では、職場でのコミュニケーションをより円滑にするための具体的な方法を紹介していきます。

    相手に伝えたい自分の思い

    効果的なコミュニケーションの第一歩は、自分の気持ちを適切に表現することから始まります。

    システム開発の現場では、特に締切が迫る中での予期せぬ話しかけに対して、建設的な対応が求められます。

    以下の3つのポイントを意識して、自分の思いを伝えてみましょう。

    状況の説明から始める
    「今はプログラムの複雑な部分を修正している最中で、集中力を保ちたい状態なんです」というように、まずは現在の状況を具体的に説明します。これにより、相手は文脈を理解しやすくなります。

    自分の気持ちを「私は」で表現
    「私は仕事を中断されると、再度集中するまでに時間がかかってしまうので、期限に間に合うか少し不安になります」といった形で、自分の感情を相手を責めることなく伝えます。

    建設的な提案をする
    「30分後なら一段落するので、その時にじっくり話し合えますが、どうでしょうか」というように、具体的な代替案を示します。

    「自分の気持ちを伝えると、相手を責めているように聞こえてしまわないだろうか」と心配な方もいるかもしれません。

    しかし、状況説明と具体的な提案を組み合わせることで、相手も受け入れやすい形でコミュニケーションを図ることができます。

    適切な自己表現は、良好な職場関係を築くための重要な一歩となるでしょう。

    心理的な距離感の作り方

    良好な職場関係を保つためには、適切な心理的な距離感を保つことが重要です。

    これは単に物理的な距離ではなく、お互いの立場や状況を尊重した関係性を指します。

    効果的な距離感の作り方には、以下のような具体的なアプローチがあります。

    明確な境界線を設定する
    「集中作業中」「会議中」などの状態を、チャットツールのステータスや簡単な札で示すことで、話しかけるタイミングの目安を提供できます。

    定期的な対話の機会を設ける
    週次の1対1のミーティングなど、定期的な対話の場を設けることで、緊急性の低い相談や報告を適切なタイミングで行えるようになります。

    コミュニケーションルールの共有
    緊急度に応じた連絡手段(チャット、メール、直接の声がけなど)を事前に決めておくことで、状況に応じた適切な対応が可能になります。

    「部下との距離感をどう保てばいいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

    明確なルールとコミュニケーション手段を設定することで、お互いが働きやすい環境を作ることができます。

    適切な距離感は、生産性の向上と良好な人間関係の両立に役立ちます。

    コミュニケーションの質を上げるコツ

    効果的なコミュニケーションは、単なる情報のやり取り以上の価値を生み出します。

    プロジェクトリーダーとして、チームの生産性と信頼関係を同時に高めることが可能です。

    以下のポイントを意識して、コミュニケーションの質を向上させましょう。

    目的と優先度を明確にする
    話の冒頭で「この件の優先度は中程度で、明日までに方向性を決めたい」といった形で、コミュニケーションの文脈を共有します。これにより、双方が適切な時間配分を判断できます。

    相手の状況を確認する
    「今お時間よろしいでしょうか」と一言添えることで、相手の状況を尊重する姿勢を示すことができます。急ぎの用件でない場合は、適切なタイミングを調整することも検討しましょう。

    フィードバックを具体的に
    「ここが良かった」「ここはこうするともっと良くなる」という形で、具体的な事実に基づいたフィードバックを心がけます。あいまいな表現は誤解を招く原因となります。

    「的確なフィードバックができているだろうか」と不安に感じている方もいるかもしれません。

    しかし、具体的な事実に基づいて伝えることで、相手も改善点を理解しやすくなります。

    質の高いコミュニケーションは、チーム全体の成長と信頼関係の構築につながります。

    イライラした時の心理的な対処法

    最悪の事態を考える

    忙しいときに話しかけられると「期限が迫っているのに、間に合わなかったらどうしよう。」と不安になることがあります。

    その不安を放置しておくとどんどん膨らんでいきます。

    そうなると、イライラしたり、ネガティブな方向に思考が連鎖してしまいがちです。

    そんな時は最悪の事態を考えてみるのがオススメです。

    「今、部下の相談に乗ったら、最悪どんな結果になるだろう?」という視点で紙に書き出してみましょう。

    意外と大きな問題にはならないことも多いと思いますし、「なんだ、明日の午前中に今の仕事を処理すればいいだけか。」と思えれば不安やイライラも減るでしょう。

    不安を野放しにしないで、現実的な想定をしてみるのは有効ですよ。

    リフレーミングを活用する

    話しかけてくる相手には、リフレーミングを活用すると効果的です。

    リフレーミングとは、物事を別の視点から見直すことで、新たな理解や発見を得る手法です。

    まず、自分の考えや先入観を一旦脇に置き、他の視点から見てみましょう。

    「納期は絶対に厳守すべき」、「自分のペースで仕事をするべき」というフレームで見ていると、部下に話しかけられただけでイライラしてまいます。笑

    なので、視点を変えて「コミュニケーションは気分転換になって仕事の効率が上がる」というフレームで見たり、「もしかしたら、結婚報告かも」というフレームで相手を見てみると、イライラしにくくなります。

    このような相手のフレームを変えるリフレーミングは楽しい、面白い設定、笑える設定にするのが有効です。

    また、リフレーミングのトレーニングとしては、いつも「選択肢を3つ考える」ようにしましょう。

    「ランチもいつもの弁当屋で購入する」と固定しないで他の店を3つ考えてみたり、会社へ行くルートを3つ考えてみるのも効果的です。

    いつも固定化されているものを緩めるのが目的なので、当たり前の選択ほど他に2つ以上考えるようにしたいですね。

    このように、選択肢を複数考える癖をつけることで、柔軟に物事に対処しやすくなります。

    これらの方法を使って、イライラする状況を減らしていきましょう。

    イライラを感じる

    感情は感じないと溜まっていきます。困った性質ですね、、笑

    だから、イライラを抑圧しているとイライラが激しくなったり、自分でもびっくりするくらいキレてしまうこともあります。

    逆に言えば、感じることで解消されていくとも言えます。

    とはいえ、イライラなどの感情は感じたくないものです。

    一般的に子供の頃から感情を見つめたり感じることは慣れていないので、少しずつトレーニングするのがオススメです。

    トレーニングをしたらその分だけイライラに対する耐性が上がり、感情に振り回されにくくなります。

    イライラに対する筋力がアップするイメージですね。

    方法は以下の動画でも紹介していますので、ご覧いただければと思います。

    過去の経験を見つめる

    子供の頃、自分が遊んでいるのに、親や兄弟に話しかけられてイライラした経験は誰にでもあると思います。

    その時にそっけない態度をして怒られたり、注意されると自分が悪いことをしたと感じてしまいます。

    それが嫌で、一人で遊びたいのにそれを止めて、親が指示した勉強などをやるようになります。

    この時の満たされなかった欲求や心の傷はインナーチャイルドと呼ばれています。

    インナーチャイルドは1度傷ついたらずっと潜在意識に残り続ける性質があります。ほんとに困ったものです。

    このインナーチャイルドの蓄積は成人になるまで続き、それが大人になっても影響を与えます。

    具体的には「自分のペースで仕事をしたい。仕事を邪魔されたくない。」という反応を無意識的にするようになります。

    結果、仕事中に話しかけてくる人に怒りがでやすくなります。

    このメカニズムを知らないと、相手の言動に振り回される人生になっていきます。

    今の自分の判断や選択、思考パターンは子供の頃のインナーチャイルドが原因で出来ているといっても過言ではありません。

    大人になってからでも改善は可能なので、インナーチャイルドや感情に振り回されないで人生をより幸せなものにしていきましょう。

    まとめ

    今回は、仕事中の話しかけにイライラを感じている方に向けて、

    • イライラが伝えている本当のメッセージ
    • 感情を理解するための3つのステップ
    • 職場での対話を楽にする具体的な方法

    上記について、元システムエンジニアで現在はインナーチャイルド・ヒーラーである山田純平の経験を交えながらお話してきました。

    イライラという感情は、実は「私を大切にしてほしい」という心からのメッセージなのです。

    特にプロジェクトリーダーとして締切に追われる中での話しかけは、過去のトラウマを無意識に刺激することがあります。

    でも、その感情に気づき、向き合うことで、必ず状況は改善できます。

    これまでの自分を責めたり否定したりする必要はありません。

    むしろ、イライラを感じる自分に「ちゃんと自分の本音に気づけているね」と、そっと声をかけてあげてください。

    まずは今日から「イライラ日記」を始めてみませんか?きっと、あなたの中から新しい気づきが生まれるはずです。

    この記事の目次