ITエンジニアからイライラを開放!インナーチャイルド・ヒーラーの山田純平です。
ステップ1のワークで現状をどれくらい理解することができたでしょうか?
うまく整理できた人も、そうでなかった人もいるかと思います。
実は前回のワークは、意外と面倒で難しいんです。
今の現状を書き出すだけなのですが、なかなか筆が進まない、、
みたいな時も多かったのではないでしょうか。
ちなみに、私はそうでしたね。
見たくないものなんですよね。自分の現実や現状って。笑
もちろん、「今の自分は最高の状態だ!」と思っていれば、現状を理解する抵抗感は少ないと思います。
でも、そう思っていないのであれば、現実をリアルに認識するのは怖いものです。
簡単に理由を言うと、
「ダメな自分は見たくない。」
という心理メカニズムが働くからです。
要はイケてる自分でいたいんですね♪
でも、この記事を読まれているという事は
・現状にどこか満足していない
・今の生き方は何か違うと感じている
・今のままの人生、仕事でいいのか?と疑問に思っている
・なんだか毎日がつまらないと感じている
・今後の人生を自分らしく変えたい
という想いが、少なからずあると思います。
現状が自分の理想通りで、超ハッピーなら自分がやりたいことや天職を探そうとも思わないでしょうからね。
ちなみに、理想というのは「こうありたいと思っている自分」です。
例えば、以下のようなイメージです。
・年収が1500万円以上で
・自分が好きな仕事をしていて
・好きなときに仕事ができて
・多くの人から信頼、評価され
・素敵な家族と
・自然豊かな土地で
・広い一軒家で住んでいる
これは一般的にありがちなパターンかと思いますが、多かれ少なかれこのような要素を理想としてある人は多いと思います。
ただ、今が自分の理想通りだろうが、そうでなかろうが、
「今の自分は、今の自分でしかありません」
良いも悪いもないんですね。
けれども、世間や自分の価値基準が、
「良い・悪い」や「善か・悪か」、「正しい・間違っている」、「優れている・劣っている」
という二元論で自分や相手を判断してしまうんですね。
でも、善人の部分もあれば、そうでない部分もあるのが普通です。
「私は常にで真っ白です!」みたいな人のほうが怪しい感じがしますよね。
どうしても、「良い人でいたい・善人でいたい・好かれたい・優れていると思われたい」という理想が勝手に入ってきます。
ただ、その分だけ、今の自分を受け入れることができていないという事になります。
私も「自分さえよければいい。」と思う事はあります。笑
いつでも真っ白な人ではないですからね。
でも、世間的にそれを善しとしていないので、
協調性や周りの意見などを自分より優先してしまうんですね。
確かに社会生活を送る上で、それは大事なのですが、自分のことを一番大切にできるのは自分です。
そう思えない主たる原因は、「嫌われたくない思い」が心に内在しているからです。
そして、その「嫌われたくない思い」を創り出している主原因が
「トラウマ」なんですね。
実は過去の自分の経験、体験で発生した心の傷に原因があったんですね。
「嫌われたくないという気持ちがあるのが普通で、当たり前でしょ。」と思うかもしれませんが
極端な話をすると、と「トラウマ」が全てなければ、嫌われたくない思いは激減します。笑
無理して好かれる必要を感じないという方が分かりやすいかもしれませんね。
そして、自分がやりたいことを楽しんでいるでしょう。
小さな子供は周りを気にして行動しないですよね。
「それは世間を知らないから。」とも言えますが、本質的にとても自然なメンタリティなんです。
それを親や先生などが、その人の価値観で判断し、子供の言動を制限してしまうことで、子供が傷つき、トラウマ(インナーチャイルド)ができます。
これらの行動は一般的には普通で、よくある事だと思います。
親は良かれと思って子供へあれこれ言っていますからね。
それは愛情表現なのですが、子供にとって必ずしも良いとは限らないということです。
しかも、この傷ついた経験は忘れてしまっても、消えてなくなるわけではなく、
潜在意識(心の深い部分)にトラウマとして蓄積しています。
そして、同じような場面で傷つかないように、無意識的に行動をしてしまいます。
例えば、
公園で砂遊びを楽しんでいたけど、親に「汚いからやめなさい!!」と怒られてた経験があるとします。
「自分はもっと砂遊びがしたいんだけど、親に嫌われたくないから、怒られたくないから、砂遊びはしてはいけない事として、やめてしまう。」
と解釈してしまう感じです。
この例からすると、同様のことは頻繁にありそうですよね。
この程度でもその子供が傷つけば、その度にトラウマ(インナーチャイルド)が発生して、子供の潜在意識に蓄積してしまうんですね。
そう考えると、一体どれだけトラウマが自分に蓄積しているんだろうと思ってしまいます。
子供は繊細で感受性が高いので、ちょっとした事でも傷つきやすく
その度にトラウマ(インナーチャイルド)が溜まってしまいます。
そして、その後は傷つかないように、自分のやりたい事を抑える行動を無意識的にしてしまいます。
それを繰り返して、大人になっていくんですね。
だから、大人になってからも「自由にやりたい事をして生きていこう!」と思う人が少なくなります。
誰でも傷付くのは嫌なものです。私も嫌です。笑
でも、それを優先していては、今までとあまり変わらない生活が続くでしょう。
もちろん、それが望みであれば、問題ありません。
ただ、せっかく生まれたこの人生。
「もっと自分のための人生を生きたい」と思うのであれば、トラウマを減らすのは効果的だと思います。
トラウマを減らす事により、自己否定的な言動が減り、
今の自分を素直に受け入れやすくなります。
良いも悪いも今の自分を受けやすくなるので、ストレスも減り、自己肯定感が上がっていきます。
逆説的に思うかもしれませんが
自分のダメな部分を受け入れているほうが、自分を肯定している状態なんですね。
だって、今の自分がそうなんだったら仕方がないですよね。笑
その現状を受け入れることができると、自然と改善しようという発想になってきます。面白いものですね。
周りや社会が求める人物像に対して、無理して自分を合わせると自分らしく生きづらくなります。
「人に合わせるのは無理のない程度にする」くらいがいいと思いますよ。
良いも悪いも、それが自分の個性ですからね。
その個性が共鳴し合う社会になると面白そうですよね♪
理想の未来(20年後)を書き出してみよう!!
ステップ1のワークでなんとなく現状が分かってきたのであれば、今回は次のステップになります。
気軽に自分の理想をイメージしていきましょう。
書き出すことによって、自分の理想や本音が見えてきますよ。
ワーク:理想の将来を想像する
理想の20年後はどうなっているか?を思いつくままに書き出してみましょう。
ステップ1と同様に8つのカテゴリーごとに分けて書き出しましょう。
加えて5段階評価みたいに数値化すると、より理解しやすいと思います。
サンプル
家族・パートナー:4
人生を共に生きたいパートナーと出会い、結婚している。子供は2人(男女)。
イライラすることもなく、相手を肯定して自然と感謝が湧いている。
健康(肉体・感情・精神性):4
日々のジョギングや筋肉トレーニングで十分な体力がある。ストレッチや整体の効果で体の凝りは少ない。
いつも感情的に安定していて、怒ることはほぼない。
仕事が忙しくても感情や心がブレることはなく、楽しさとリラックス状態で対応している。
仕事・キャリア:4
自分がやりたい仕事をしていて、気持ちよく仕事をしている。
忙しくても楽しく毎日を過ごしている。
多くの人から感謝されており、仕事でも満たされている。
遊び:4
仕事以外でもやりたい趣味が多く、それに関係して仲間もたくさんいる。
定期的に旅行にも出かけて、新しい刺激や心を満たしている。
人間関係:4
仕事の関係者とは信頼関係でつながっていて、心地良い関係を築けている。
パートナーとも互いに信頼しあえていて、協力できている。
成長・学び:4
大変なときもあるが、仕事を通じて多くを学び、日々成長している。
趣味でも仕事とは違う学びがあり、人間としての生長を実感している。
お金・経済:5
年収は1500万円以上あり、欲しいものは基本的に保持している。
貯蓄も十分にあり、特にお金に困ることはない。
生活環境:4
海沿いの自然が豊かな場所に住んでいて、静かな環境が気に入っている。
周りの人たちも親切で、信頼関係ができている。
参考になるキーワード
家族・パートナー:親、兄弟、親戚、婚約者、彼女彼氏、コミュニケーション、ストレス、イライラ、性生活、家事、育児、リラックス、何でも話せる、信頼関係、感謝、敬意を払う
健康(肉体・感情・精神性):下半身の筋力、腹筋、視力、体力、栄養バランス、姿勢、睡眠、健康診断、肥満度、血圧、イライラ、不安、心の平安、感謝、ワークライフバランス、ストレス、瞑想
仕事・キャリア:やりがい、評価、自由度、リモートワーク、通勤、責任、ストレス、労働時間、仕事内容、キャリアプラン、人間関係、疲労、成長、リーダーシップ、資格
遊び:趣味、やりたいこと、仲間、充実感、夢中、リラックス、楽しむ、好奇心、成長、創作活動、エンターテインメント、旅行、アウトドア、心を満たす
人間関係:友達、気の許せる仲間、家族、パートナー、上司や部下、趣味の仲間、近隣住民、尊敬する人
成長・学び:メンター、自己啓発、セミナー、講演会、出会い、目標設定、学習教材、天職、生きがい
お金・経済:年収、副業、欲しいもの、使い方、貯蓄、資産運用、投資、衣食住、人生設計、不安、車、マイホーム、ローン
生活環境:自然、都会、利便性、心地よさ、騒音、近隣住民、部屋の広さ、衣食住、不足しているもの、
ポイント1
「書き出す時間を30分と決めること!」
自分の未来を見つめるワークは多くの人が慣れていません。
だから、なかなかリアルなイメージは出にくいものです。(というか具体的な内容が出ない方が多いと思います。)
これは、トラウマ(インナーチャイルド)の影響が大きく
「自己否定、自分には価値がない、変化が怖い、失敗が怖い、うまくいかない」
という想いが心の深くに内在しているからなんですね。
だから、自分の未来を具体的にイメージする際に心理的な抵抗感が出るのが普通です。
自分の理想の未来となると、なおさらです。笑
変な感じがするかもしれませんが、
「自分の理想、希望を好き勝手に考えて書き出す。」
ただ、これだけなのですが、意外に出ないものです。(誰にも迷惑はかからないのですが、、)
それだけ、慣れていない思考をするであったり、それに関するトラウマ影響は大きいということになります。
一般的には小学校から順に大学まで進み、会社員になっている人が多いと思います。
そうなると、できるだけ偏差値の高い大学に入るために勉強して
有名で、安定していて、終身雇用の、給料の良い会社に就職することが目的になりやすいと思います。
「福利厚生や休暇などの待遇が良く、給料もそこそこ良い」みたいなイメージでしょうか。
そうなると、「自分がしたい事」で会社を選んでいる度合いが下がってしまいます。
もしかすると、自分がしたいという発想は全くないかもしれませんね。
私の場合はなんとなく流れに任せて就職したので、主体性がほぼなかったような気がします、、
ただ、その場合は「枠(会社)の中で頑張る」ことに向いているので、そこそこ会社員として評価はされやすいかもしれません。
会社の求める成果に向かって頑張りやすい訳です。
自分でやることを一から考えなくて済むので、その点では「楽」とも言えます。
もちろん、それで良ければオッケーですし、
今の生き方や仕事にズレ感、不一致感があるなら、変えていく方がいいのでしょう。
これらの理由により、多くの人には心理的なハードルが高いワークになる可能性があるので、
「ゲーム感覚で楽しんでやる♪」くらいのほうがいいですね。
自分の未来を楽しくイメージするだけですからね。
という訳で、時間を30分と決めて、思いつくままに楽しく書いてみるのが効果的だと思います。
考えすぎると、現実や思い込み、トラウマの影響を受けて、
自由な発想が阻害されやすいですからね。
また、ホテルのラウンジなど、良い刺激もありつつリラックスできる空間でやると、スムースに思いつくこともあります。
いつもの自分の部屋だと、現実感がありすぎて、理想の未来を想像しにくいでしょう。
今までとは違う「理想の未来」を描くわけですから、
いつも行かないような場所の方が思考に囚われにくいですよ。
場所の影響は思っているよりも大きいので、お気に入りの場所を見つけておくといいですね。
ポイントその2
「今までの思考パターンに囚われない」
自分らしい理想の未来を描く訳ですから、できるだけ「今までの思考パターン」や「世間一般の幸せな未来」のイメージに縛られたくないものです。
理想の未来を描く際に
「思考での制限や心の抑圧なく、弾けたい!」わけです。笑
自分らしい理想の人生
自分らしい幸せな毎日
を自由にイメージしていく感じです。
私の場合は、人も自然も本来の自分らしい元気な状態に戻っていくサポート、お手伝いがしたいですね。
ただ、誰もがそうとは限りません。
「虫とか苦手~」という人もいるでしょう。
という具合に、自分らしい理想の人生とは本当に人それぞれな訳です。
都会に住みたい人も入れば、田舎暮らしが好きな人もいます。
大きな家に住みたい人も入れば、自分サイズがいいという人もいるでしょう。
毎日のんびりしたい人も入れば、活動的に過ごしたい人もいるでしょうし
部屋で作業したい人も入れば、外で体を動かしたい人もいます。
何が正しいではないんですね。
大事なのは
「自分がどうしたいか?」
「これからどんな人生を生きたいのか?」です。
だって、自分だけの人生ですからね。
そう言われると、当たり前ですが、結構、意識から抜けがちな観点だと思います。
また、トラウマ(インナーチャイルド)が「自分は自由に生きていい」という想いを無意識的に抑え込んでしまいます。
だから、
「特に楽しくはないけど、今の仕事や生活のままで我慢するか」とか
「自分ではこのくらいしか無理だろう」とか
「リスクよりも安全なほうがいい」とか
「どうしていいか分からないから、今のままでいよう」
という発想になりやすい訳です。
トラウマとは胎児期や幼少期に経験した
「傷つきたくない思い」や「満たされなかった欲求」のことです。
それが大人になっても残っていて、日々の言動や選択に影響を与えています。
ちょっとしたミスをしたり、
ちょっとした失敗をしたり、
ちょっとした間違いをしただけでも
「ダメだな自分は、、」とか
「やばい!怒られる、、」とか
「みんなに笑われるかも、、」
などという、自己否定や罪悪感などのネガティブな想いや感情が多かれ少なかれ出てくると思います。
それがある意味、トラウマ的には自然な状態だと思います。
トラウマがあると「自分には価値がない」という思いが、潜在的に刷り込まれてしまっているので
どうしても、「単に間違えただけ」とは思えないんですね。
すごく悪いことをしたように感じることも多いと思います。
でも、それはトラウマを減らすことで、除々に解消されていきます。
さらに余計な思い込みも減らしていくことで、ミスや失敗を単なる事実として認識しやすくなります。
そうなると、無理して謝ったり、反応的に謝ることも減ってきますし、
相手に迷惑をかけたのであれば、素直に謝れるように変化しやすくなります。
なので、人間関係のストレスが自然と減ってきます。
また、自分がやりたいことや天職探し、自分探しという観点では
トラウマが減ることで、ミスや失敗を過度に怖れなくなるため
理想の未来をイメージしやすくなります。
自由に発想しやすくなるんですね。
「あれ、ちょっとやってみたいな!」とか
「今までとは違ったスタイルの服が気になる」とか
「前から行きたかった温泉に行こう!」
みたいは発想が自然と出やすくなってきます。
トラウマに起因する余計な囚われが減ってくるので、素直な感覚の自分が現れてくるんですね。
ちなみに、トラウマが少ない状態とは、小さな子供のような感覚でいられるイメージです。
小さな子供は考えすぎることもなく、感覚で好き嫌いで判断しますよね。
そっちの方が本来の自分に近い状態です。
なので、トラウマを減らすだけでも
自分のしたい事、自分らしく生きる、天職を探すことにとてもプラスになります。
素直な子供のように感覚を使えるように戻っていけば、
天職ややりた事も自然に見つかりやすくなりますよ。
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