つい高圧的になってしまうあなたへ。感情カウンセラーが教える3つの奥義!!

    ITエンジニアのイライラ改善をサポートしている感情カウンセラーの山田純平です。

    仕事をしていると、多かれ少なかれ高圧的な態度でコミュニケーションしてししまうことがあると思います。

    こっちは意図的にやっている訳ではなくても、つい高圧的になってしまうことってありますよね、、

    勝手に感情が反応してしまった結果ですが、大阪でのシステムエンジニア時代にはよくありました、、

    なんとかしたいと思っても、自分ではうまく制御できなかったのを覚えています。

    そこから、感情のことを詳しく学んで、随分と改善されて穏やかになったと思います。^_^

    この記事では、つい高圧的になってしまう原因と対処法をご紹介します。

    この記事の目次

    つい高圧的になってしまう原因

    ストレスや疲労

    心身が疲れていたり、ストレスが溜まっていると、冷静さや心の余裕を失い、感情的に反応してしまうことがあります。

    ITエンジニアはタイトな納期や、急に想定外の作業が入ってくることが多いので、どうしても無理してしまいがちです。

    この状態では心身が疲弊しやすくなり、他人とのコミュニケーションにおいて攻撃的な態度を取ってしまうことが多くなります。

    イライラや焦りが高まると、自分の意思を通そうとしたり、他人を強くコントロールしようとする行動が出やすいですね。

    日々、心身の疲労を意識して、適切にケアしてあげましょう。

    コントロール欲求

    仕事を自分の思い通りに進めたい!という強いコントロール欲求が高圧的な態度の原因になることがあります。

    特に、部下やメンバーの行動や結果に対して期待が高すぎる場合、プレッシャーを感じてなんとかしようとする欲求が生まれます。

    ただ、コントロールしたい気持ちが強すぎると、周りに対して指示や命令を押しつけがちになり、高圧的な態度が生まれます。

    他人は完全にコントロールできないことを理解して、結果に対してゆとりをもちたいですね。

    自信の不足

    自分に対して自信がない場合、それを隠そうとするために高圧的な態度を取ってしまうことがあります。

    できない部分や分かっていない部分を隠したくなる心理は誰にでもあると思います。

    それが原因で周りに対して高圧的に振る舞うことで、自分の弱さを隠したり、自分を守ろうとする心理が働きます。

    自分の立場や能力に不安を感じていると、ついそれをカバーするために強い言葉や態度で周りを抑え込もうとしてしまいがちなので注意したいですね。

    過去の成功体験

    過去に高圧的な態度を取って成功した経験があると、その方法が効果的だと信じ込み、同じ態度を繰り返すことがあります。

    これにより、自分の意見を通すために高圧的な態度を取るようになることがあります。

    周りのことを気にしないで、自分の思い通りに仕事を進めたいという気持があるることで、コミュニケーションが一方的になりやすいです。

    過去ではなく今の状況を理解して、適切な対応をしたいですね。

    焦りやプレッシャー

    仕事や個人的な状況で時間的なプレッシャーや結果に対する焦りがある場合、冷静さを失い、高圧的な態度を取ることがあります。

    特に、結果を急いで求める状況では、周りを急かしたり強く指示することが多くなります。

    プレッシャーを感じると、周りのペースや状況に配慮する余裕がなくなり、指示が強くなりがちです。

    焦って自分の都合通りにいかせたい気持ちはありますが、冷静になって対応したいですね。

    過剰な責任感

    強い責任感を感じていると、周りに対しても自分と同じレベルのパフォーマンスや基準を要求することがあります。

    その結果、相手に対して厳しく接してしまい、高圧的な態度になることがあります。

    自分が全ての責任を負わなければならないというプレッシャーから、部下や同僚に対して高圧的な指示を出すことがあります。

    仕事をしていると結果は大事ですが、そもそも無理のあるスケジュールやタイトな仕事は見直したいですね。

    過去のトラウマや抑圧された感情

    過去に抑圧された感情やトラウマがあると、無意識のうちに周りに対して防御本能が働き、高圧的に出ようとすることがあります。

    特に、過去に周りからコントロールされた経験がある場合、その反動で自分が支配しようとする心理が強く働くことがあります。

    動物には普通のことですが人間でも自分を守ろうとするあまり、過度に攻撃的な行動を取ってしまうことがあります。

    高圧的な言動が出た時は、自分を守りたいんだなと認識することで、相手への攻撃的な行動を避けやすくなりますよ。

    強固な完璧主義

    完璧主義の主な特徴には、次のようなものがあります。

    ・自己否定が強く、自分の成果に満足できず、常に不足感を感じている。

    ・高い基準を持っているため、自分や他人に対して過度に高い成果や期待を持ってしまう。

    ・ミスや失敗を怖れていると、ミスや失敗を避けるために、過剰に準備や確認を行ってしまう。

    ・周りの評価を気にして評価や意見に過敏に反応してしまう。

    ・完璧を追求するあまり、完璧にしなければいけないという思い込みが強い。

    これらの特徴は、一見すると高い目標達成能力のように見えますが、実際には過度なストレスや不安を引き起こし、心身を疲弊させる原因になります。

    常に完璧で居続けることは無理だと理解して、自分にも周りにも寛容でありたいですね。

    高圧的になってしまう時の3つの奥義!!

    相手と適切な距離を取る

    高圧的になってしまうということは、相手との心理的な距離感が近くなり、くっついている状態です。

    小さな頃は親に育ててもらっているので、どうしても同調しやすくなります。

    それが習慣になっていて、大人になっても周りの人と勝手に同調してしまうことが通常です。

    ですので、意識的に相手と心理的な距離感を取ることで、相手と同調しにくくなり、客観的で冷静な対応が可能になります。

    心理的な距離感は慣れるまで難しい感じがするかもしれませんが、10メートル先の人と話している感じだったり、全く関心のない人と話している感覚が近いと思います。

    このように、心理的な距離の取り方を意識することで、相手の言動に反応にしくくなり、感情に振り回されにくくなります。

    「~すべき」「~してはいけない」という発想を減らす

    ・仕事はミスなくこなさないといけない
    ・スケジュールは絶対守らないといけない
    ・資料は事前にちゃんと準備しないといけない。

    など誰でも多くの「~すべき」という発想を持っています。

    ただ、これは無意識に思っていることが多く、自分では認識していないことも多かったりします。

    勝手に作動するので便利な面もありますが、余計な反応も生んでしまいます。

    なので、高圧的になった時は「~すべき、~してはいけない。」という発想を書き出してみましょう。

    まずは自分で高圧的になる理由に気づくことが大事です。

    書き出した後は、「本当にそうか?」と疑ってみてください。

    体調が悪い時は生産性も悪くなりますし、顧客から無茶な要望を言われた時もあるでしょう。

    自分なりの思い込みを減らして、状況を冷静にみることにも繋がるので、ぜひ試してみてください。

    自分の感情を見つめる

    感情は感じないと溜まっていきます。ほんとに困った性質ですね、、笑

    だから、イライラを抑圧していると逆にイライラしやすくなったり、自分でもびっくりするくらいキレてしまうこともあります。

    逆に言えばイライラを感じれば溜まらないで解消されていくとも言えます。

    とはいえ、イライラなどのネガティブな感情は誰でも感じたくないものです。

    一般的には感情を感じることは慣れていないので、少しずつトレーニングするのがオススメです。

    トレーニングはやったらその分だけイライラに対する耐性が上がり、振り回されにくくなります。

    イライラに対する筋力がアップするイメージですね。

    方法は以下の動画でも紹介していますので、ご覧いただければと思います。

    まとめ

    仕事をしているとつい高圧的になってしまうことがあります。

    役職が上がったり、リーダーやマネージャーになれば特に起こりやすいと思います。

    責任が重くのしかかる感じがしたり、責任範疇も大きくなりますからね。

    ただ、それは相手と同調するコミュニケーションだったり、こうあるべき!という思い込みだったり、過去から蓄積した感情が原因になります。

    この記事で紹介した3つの効果的な奥義で、もっと相手と心理的な距離間を取って、過剰な思い込みを減らしていきましょう。

    感情を感じるのは慣れが必要だったり、大変かもしれませんが、メールマガジンで感情やイライラの対処法を紹介していますので、よければご登録ください。

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