自分の幸せが分からないのは変なこと?30代から楽しむ自分軸ライフのコツ3選

    世界一頑張らないヒーラーの山田純平です。

    「仕事は頑張っているのに、最近幸せを感じなくなってきた…」

    「何をしても心から楽しめない。本当にやりたいことが見つからないけど、このままでいいのかな…」

    このような気持ちを抱えているなら、それは決してあなただけの問題ではありません。

    自分の幸せが分からなくなるのは、実は幼少期のトラウマによって本来の自分らしさが抑制されていることがあります。

    特に真面目で責任感の強い人ほど、仕事のプレッシャーや周囲の期待に応えようとするあまり、自分の本当の気持ちが見えなくなりがちだと思います。

    今日からできる小さな実践から始めて、少しずつ内側の声に耳を傾けてみませんか?

    私自身も以前はITエンジニアとして過剰な責任感に縛られ、毎日をただこなすだけの生活を送っていました。

    しかし、ある方法で変化が訪れたのです。

    この記事では、自分の幸せが分からずに悩んでいる方に向けて、

    • 自分の幸せが分からない根本的な原因
    • 感情と向き合い、内側の声を聴く3つのステップ
    • 自分らしい人生を取り戻す具体的な実践方法

    について紹介しています。

    幸せは他の誰かが決めるものではなく、あなた自身の内側にある声に耳を傾けることで見つかるものです。

    この記事を通して、あなた自身の本当の気持ちと向き合うきっかけになれば嬉しく思います。

    一緒に、後悔しない人生を歩んでいきましょう。

    この記事の目次

    自分の幸せが分からない理由と本当の自分を見つける方法

    自分の幸せが分からなくなるのは、幼少期のトラウマが本来の自分を抑え込んでいるためです。

    これは特別なことではなく、多くの人が経験する問題です。

    特に真面目で責任感の強い人ほど、周囲の期待に応えようとするあまり、自分の本当の気持ちが見えなくなりがちでしょう。

    自分の幸せを見つける鍵は、感情と向き合い、内側の声に耳を傾けることにあります。

    以下では、幸せを感じられない根本的な原因と、本当の自分を取り戻すための具体的な方法について詳しく紹介していきます。

    幸せを感じられない原因は要手記のトラウマにある

    自分の幸せが分からなくなる最も深い原因は、幼少期に形成された心の傷、つまりトラウマにあります。

    子どもの頃の経験は、私たちの無意識の部分に強く影響し、大人になってからの感情や行動パターンを決定づけることが多いのです。

    例えば、小さい頃に「失敗したら怒られる」という経験を繰り返すと、「完璧にしなければならない」という思い込みが形成されます。

    「なぜ自分は日々の幸せを感じられないんだろう…」

    このような疑問を持つ方は、実は幼少期のトラウマが現在の感情を抑圧している可能性があるでしょう。

    心理学では、このような幼少期の記憶が大人になった今の自分に影響を与える現象を「インナーチャイルド」と呼びます。

    私たちの心の中には、傷ついた子どもの部分が存在し、その子どもが無意識のうちに現在の選択や感情に影響を与えているのです。

    この内なる子どもの声に耳を傾けず、大人としての「べき論」で行動し続けると、次第に自分が何に幸せを感じるのかが分からなくなっていきます。

    トラウマの影響を受けている人には、以下のような特徴が見られることが多いです。

    • 完璧主義の傾向
      些細なミスも許せず、常に100%の結果を求めてしまう。これは「失敗したら愛されない」という無意識の恐怖から来ています。
       
    • 他者の評価への過敏な反応
      周囲からどう思われるかを常に気にし、自分の本当の気持ちよりも他者の期待に応えることを優先してしまう。
       
    • 感情の抑圧
      自分の感情に気づかない、または感情を表現するのが苦手。特に怒りや悲しみなどのネガティブな感情を認めることができないことがあります。

    幸せを感じられない原因は、このような過去のトラウマが現在の自分の感情や選択を支配していることにあるのです。

    仕事の責任感と他者評価への過剰な意識が自分を抑制する

    現代社会、特に日本の企業文化においては、責任感や周囲の評価を過度に気にすることが美徳とされがちです。

    しかし、こうした価値観が強すぎると、知らず知らずのうちに自分の本当の気持ちを抑え込んでしまいます。

    多くのビジネスパーソンが「仕事で評価されること=幸せ」という方程式を無意識に信じてしまっているのかもしれません。

    「上司や顧客の期待に応えなければ」
    「部下のミスは自分の責任だ」
    「完璧に仕事をこなさなければ」

    こうした考えに縛られると、日々の業務をただこなすだけの生活になり、何のために働いているのかさえ分からなくなってしまいます。

    責任感が強く真面目な人ほど、こうした傾向が強くなります。

    他者からの評価や期待に応えることが習慣化し、自分の内側の声を聴く余裕がなくなってしまうのです。

    仕事における過剰な責任感と他者評価への意識が自分を抑制する主な要因は以下の通りです。

    • 常に「べき」思考で行動する
      「こうすべき」「ねばならない」という思考パターンに支配されると、自分が本当はどうしたいのかという視点が失われます。これは幼少期に親や教師から「~しなさい」と言われ続けた経験が根底にあることが多いですね。
       
    • 失敗を過度に恐れる
      仕事でのミスや失敗を必要以上に恐れると、チャレンジすることができず、安全パターンの繰り返しに陥ります。その結果、新しい経験や発見の機会が減り、生活が単調になってしまいます。
       
    • 他者の顔色をうかがう習慣
      常に周囲の反応を気にしていると、自分の感覚や直感が鈍くなります。会議での発言を躊躇したり、本当は断りたいのに断れなかったりという経験はないでしょうか。

    こうした行動パターンが長期間続くと、自分の本当の気持ちや欲求がどこかに置き去りにされ、「自分の幸せが分からない」という状態に陥るのです。

    自分との比較や社会的期待に振り回されていないか

    私たちは知らず知らずのうちに、過去の自分や他者との比較、そして社会から押し付けられた「幸せの基準」に振り回されています。

    特にSNSの普及により、他者の華やかな一面に触れる機会が増え、自分の日常と比較して「自分だけが幸せではない」と感じてしまうことがあるでしょう。

    また、年齢や立場によって「こうあるべき」という社会的期待に応えようとするあまり、本当の自分の声を無視してしまうことも少なくありません。

    「同期はもう管理職になっているのに…」
    「この年齢なら結婚しているべきなのに…」
    「もっと充実した休日を過ごさなければ…」

    このような思考に支配されていると、本当に自分が望むものが何なのかが見えなくなります。

    比較や社会的期待に振り回される具体的なパターンには以下のようなものがあります。

    • 過去の自分との比較
      「以前はもっと意欲的だった」「若い頃はもっと楽しめていた」など、過去の自分と比較して現在の自分を否定的に捉えてしまう傾向があります。これは現在の自分を受け入れることを困難にし、常に不満を抱える原因となるのです。
       
    • SNSでの他者との比較
      SNSで見る他者の充実した瞬間だけを切り取った投稿と、自分の日常全体を比較してしまいます。実際には誰もが悩みや苦労を抱えているのに、表面的な情報だけで幸福度を測ってしまうことが、不必要な劣等感を生み出しています。
       
    • 年齢や立場による「べき論」
      「30代ならキャリアが確立しているべき」「男性なら家族を養うべき」など、年齢や性別によって社会から期待される役割に縛られ、本当に自分がやりたいことや大切にしたいことが見えなくなることがあります。

    このような比較や社会的期待に振り回されず、自分自身の内側に目を向けることが、本当の幸せを見つける第一歩となります。

    自分の価値観を明確にし、他者の評価や社会の期待に過度に影響されない強さを持つことが大切です。

    そのためには、日常的に自分の感情や欲求に意識を向ける習慣をつけることから始めてみましょう。

    感情と向き合い、内側の声を聴く3つのステップ

    自分の幸せを見つける最も効果的な方法は、自分の感情に正直に向き合うことです。

    感情を抑圧せず素直に表現できるようになると、本来の自分が望んでいることが明確に見えてくるでしょう。

    特に真面目で責任感の強い人は、「こうすべき」という思考に支配され、自分の本当の気持ちを無視しがちです。

    これから紹介する3つのステップを実践することで、インナーチャイルド(内なる子ども)の声に耳を傾け、本来の自分らしさを取り戻していくことができます。

    以下では、日常生活の中で具体的にどのように感情と向き合い、内側の声を聴いていくかを詳しく紹介していきます。

    ステップ1:日常の感情に気づき、記録する習慣をつける

    自分の感情に気づくことは、幸せを見つけるための第一歩です。

    多くの人は日々の忙しさの中で自分の感情を無視したり、抑圧したりしています。

    特にIT業界のように論理的思考が重視される環境では、感情は「非合理的なもの」として軽視されがちです。

    「この感情を感じるのは弱いからかな…」

    このように感情を否定する思考パターンに陥っている方も多いのではないでしょうか。

    しかし、感情は私たちの内側からの大切なメッセージであり、これを無視し続けると、自分が何に幸せを感じるのかが分からなくなってしまいます。

    感情に気づく習慣をつけるための具体的な方法としては、以下のような実践が効果的です。

    • 感情日記をつける
      一日の終わりに、今日感じた感情を書き出してみましょう。「怒り」「不安」「喜び」「安心」など、できるだけ具体的な感情の名前をつけることが重要です。最初は感情を言語化するのが難しいかもしれませんが、続けるうちに徐々に自分の感情に敏感になっていきます。
       
    • 身体の反応に注目する
      感情は身体にも表れます。例えば緊張すると肩が凝る、不安を感じると胃が重くなるなど、身体の反応から自分の感情を知るヒントが得られます。会議で発言するときの緊張や、部下の仕事を確認する際のイライラなど、日常的な場面での身体の反応に意識を向けてみましょう。
       
    • 感情を「良い/悪い」で判断しない
      感情そのものに良い悪いはありません。どんな感情も自分からのメッセージとして受け止めることが大切です。例えば「怒り」は自分の大切な価値観や境界線が侵害されているというサインかもしれません。感情を否定せず、「なぜこの感情が生まれたのか」という視点で観察する習慣をつけましょう。

    日常の感情に気づき記録する習慣は、少しずつでも継続することが重要です。

    はじめは1日5分でも構いません。自分の感情に定期的に意識を向けることで、徐々に「本当の自分」との対話が始まります。

    ステップ2:感情の根源にある幼少期の記憶と対話する

    感情に気づく習慣がついたら、次はその感情の根源にある幼少期の記憶と向き合いましょう。

    現在の感情反応の多くは、子どもの頃の経験によって形作られています。

    特に強い感情が湧き上がる場面では、その反応パターンが幼少期に形成されたものである可能性が高いのです。

    「なぜ自分はこんなに相手の批判に敏感なんだろう…」

    このような疑問を持ったとき、幼少期の記憶を探ることで大きな気づきが得られることがあります。

    例えば、仕事での小さなミスを極端に恐れる傾向がある場合、子どもの頃に完璧を求められた経験や、失敗を厳しく叱られた記憶が関係している可能性があります。

    感情の根源にある幼少期の記憶と対話するためには、以下のステップが有効です。

    • 強い感情が湧いたときに「小さい頃の自分」を思い出す
      例えば、上司から指摘を受けて過剰に落ち込んだ場合、「小さい頃、同じような状況でどう感じていたか」を思い出してみましょう。「学校で先生に注意されたときの恐怖」「親に期待通りにできなかったときの罪悪感」など、現在の感情反応と類似した幼少期の記憶が浮かぶかもしれません。
       
    • 「なぜ」ではなく「どう感じたか」に焦点を当てる
      記憶を掘り起こす際は、事実関係より感情体験に焦点を当てましょう。「なぜそうなったか」という分析ではなく、「そのとき何を感じたか」「どんな気持ちだったか」という体験に意識を向けることが重要です。論理的な分析より、感情を再体験することでクリアリングが進んだり、深い気づきが得られます。
       
    • 紙に書き出して対話する
      紙に「小さい頃の自分」と「現在の自分」の対話を書いてみる方法も効果的です。例えば「完璧にできなくて怖かったね」と小さい頃の自分に語りかけ、その返答を書いてみましょう。この対話を通じて、自分自身の内側にある無意識の思い込みに気づくことができます。

    感情の根源にある記憶と対話することは、時に勇気のいる作業かもしれません。

    無理せず、自分のペースで少しずつ進めることが大切です。

    日常の小さな感情反応から始めて、徐々に深い洞察へとつなげていきましょう。

    ステップ3:インナーチャイルドを癒やし、本来の自分を解放する

    最後のステップは、インナーチャイルド(内なる子ども)を癒やし、自分の本来の姿を取り戻すことです。

    インナーチャイルドとは、私たちの中に生き続ける子どもの部分のことで、感情や創造性、好奇心の源でもあります。

    しかし、過去のトラウマや否定的な経験によって傷ついていると、この部分が健全に機能せず、本来の自分らしさが発揮できなくなってしまいます。

    「自分の内側には、まだ傷ついた子どもが隠れているのかもしれない…」

    このような気づきが生まれたら、インナーチャイルドを癒やすための具体的なアプローチを試してみましょう。

    インナーチャイルドの癒しは、実は自分自身でも十分に行うことができます。

    インナーチャイルドを癒やす効果的な方法には、以下のようなものがあります。

    • 内側の子どもに話しかける
      心の中で、小さい頃の自分に優しく話しかけてみましょう。例えば、仕事でミスをして自己否定している時は「大丈夫だよ、失敗しても価値のある人間だよ」と、自分自身に言ってあげることが大切です。この自己対話を習慣にすることで、少しずつ内側の不安や恐れが和らいでいきます。
       
    • インナーチャイルドが求めているものを与える
      子どもの頃に満たされなかったニーズに目を向けることも重要です。例えば、「認められたい」という欲求が強い場合、小さな成功を自分で認め、祝うことから始めましょう。また、「安心感が欲しい」という欲求がある場合は、自分の生活環境を安全で心地よいものにする工夫をしてみてください。
       
    • 遊びや創造的活動を取り入れる
      インナーチャイルドの健全な部分である「遊び心」や「創造性」を日常生活に取り入れることも癒しになります。カフェ巡りや読書といった既存の趣味も良いですが、子どもの頃に楽しんでいた活動(絵を描く、物を作る、自然の中で過ごすなど)を思い出して取り入れてみると、意外な喜びを再発見できるかもしれません。

    インナーチャイルドを癒やす過程は、時間をかけて少しずつ進むものです。

    すぐに変化が見えなくても、継続することで確実に変化が起こります。

    日々の小さな瞬間で自分を大切にする習慣をつけることが、本来の自分らしさを解放する鍵となるのです。

    インナーチャイルドが癒されていくと、「何が自分を幸せにするのか」が自然と明確になってきます。

    自分らしい人生を取り戻す具体的な実践方法

    自分らしい人生を取り戻すには、日常生活の中で実践できる具体的な方法から始めることが大切です。

    多くの人は「大きな変化」を求めがちですが、実は小さな習慣の積み重ねこそが、本来の自分を取り戻す確実な道筋となります。

    特に責任感が強く真面目な人ほど、毎日の小さな実践から始めることで、無理なくライフスタイルを変えていくことができるのです。

    以下では、インナーチャイルドの癒しを基盤としながら、日常生活の中で具体的に実践できる4つの方法を紹介します。

    これらは私自身がITエンジニアの時代から実践し、効果を実感してきた方法でもあります。

    毎日10分だけの「自分時間」で趣味や好きなことを探す

    たった10分でも、毎日確保する「自分時間」は、本当の自分を見つける強力なツールになります。

    忙しい日々の中で「自分のための時間なんてない」と感じている方も多いでしょう。

    しかし、たった10分でも毎日続けることで、徐々に自分の内側の声が聞こえてくるようになります。

    「10分なんて短すぎて何もできないのでは…」

    こう思われるかもしれませんが、実は短い時間だからこそ続けられるという大きなメリットがあります。

    短すぎて言い訳ができない時間設定が、習慣化の鍵となるのです。

    具体的な「自分時間」の作り方と活用法は以下の通りです。

    • 時間を確保する
      朝の出勤前、ランチタイム、帰宅後など、一日の中で比較的気持ちに余裕のある時間帯を選びましょう。携帯のアラームをセットするなど、この時間を「予約」する仕組みを作ることが重要です。在宅勤務の日なら、通勤時間分を自分時間に充てることもできますね。
       
    • 環境を整える
      この10分間は完全に自分のためだと意識して、通知をオフにするなど、中断されない環境を作ります。お気に入りのカフェや自宅の落ち着ける場所など、リラックスできる空間を選ぶことも大切です。
       
    • 自由に使う
      この時間をどう使うかに「正解」はありません。読書、スケッチ、音楽鑑賞、ただぼんやりする、日記を書く、新しい趣味について調べるなど、その時の自分の気持ちに素直に従って時間を使いましょう。何をしたいか分からない場合は、「今、何をしたい?」と自分に問いかける時間にするのも良いでしょう。

    「自分時間」を続けていると、次第に自分が本当に興味を持っていることや、エネルギーを感じる活動が見えてきます。

    週末や休日にもう少し長い時間を取って、そうした活動を深めていくことで、本当の自分の「好き」や「やりたいこと」が少しずつ形になっていくのです。

    毎日の小さな積み重ねが、やがて自分らしい趣味や関心事を見つける確かな一歩となります。

    仕事とプライベートの境界線を明確にする技術

    仕事とプライベートの境界線を明確にすることは、自分らしさを取り戻すための重要なステップです。

    多くの人、特にIT業界で働く方々は、常にオンライン状態で仕事の連絡に対応しがちですね。

    しかし、境界線があいまいになると、心の休息が取れず、自分自身と向き合う余裕も失われてしまいます。

    「休んでいても仕事のことが頭から離れない…」

    このような状態は、心身のエネルギーを消耗するだけでなく、本来の自分を見失う原因にもなります。

    明確な境界線を設けることで、プライベートの時間を確保し、自分らしさを育む土壌を作りましょう。

    効果的な境界線の作り方には、以下のようなものがあります。

    • 物理的な区切りを作る
      在宅勤務の場合は、可能な限り「仕事専用スペース」を設けましょう。一人暮らしの限られた空間でも、デスクとチェアの向きを変えるだけでも効果があります。仕事用のノートパソコンと私用のデバイスを分けるのも有効な方法です。
       
    • 時間的な区切りを作る
      勤務終了時間を決め、その時間になったらメールチェックやビジネスチャットへの返信をストップする習慣をつけましょう。緊急対応が必要な場合のルールを事前に上司や同僚と共有しておくと安心です。「19時以降は電話のみ対応」など、自分なりのルールを設定すると良いでしょう。
       
    • 精神的な区切りをつける儀式を持つ
      仕事モードからプライベートモードへの切り替えを助ける「区切り」を作りましょう。例えば、帰宅後すぐに服を着替える、お気に入りの音楽をかける、短い散歩をする、お風呂に入るなど、自分なりの「切り替えルーティン」が効果的です。
       
    • 週末と平日を区別する
      週末は可能な限り仕事関連の活動を避け、完全に自分のための時間として確保しましょう。カフェ巡りなど、すでにある趣味を深めたり、新しい体験をしたりする時間にします。

    境界線を設けることは、決して「仕事を適当にする」ということではありません。

    むしろ、限られた時間で集中して効率的に仕事をこなし、プライベートでは心身を十分に回復させるという、健全なサイクルを作ることなのです。

    明確な境界線は、仕事の質を高めながら、自分らしさを育む時間と空間を確保する重要な技術と言えるでしょう。

    小さな「やりたいこと」から始めて生活に喜びを増やす

    自分の「やりたいこと」を見つけて実践することは、日常生活に喜びをもたらす最も効果的な方法です。

    大きな変化や劇的な転換を求めるのではなく、まずは小さな「やりたいこと」から始めることが重要です。

    「やりたいこと」がわからないという悩みは、実は「大きすぎることを求めている」ことが原因になっていることも少なくありません。

    「本当にやりたいことって、そう簡単に見つかるものなの?」

    このような疑問を持つ方も多いでしょう。

    しかし、人生の大きな目標よりも、今日・明日の小さな楽しみを見つけることから始めるのが、自分らしい人生を取り戻す近道なのです。

    小さな「やりたいこと」を見つけて実践するためのステップは以下の通りです。

    • 幼少期の楽しみを思い出す
      子どもの頃に夢中になっていたことを思い出してみましょう。絵を描くことが好きだった、生き物の観察が楽しかった、物を作るのが得意だったなど、幼い頃の純粋な喜びの中にヒントが隠れていることがあります。これらは本来の自分の興味や才能を反映している可能性が高いのです。
       
    • 「やってみたいリスト」を作る
      思いつくままに、小さなことでも「やってみたいこと」をリストアップしてみましょう。行ってみたいカフェ、読みたい本、訪れたい場所など、特別な理由がなくても「なんとなく惹かれる」ものを書き出します。このリストは「やるべきこと」ではなく「やりたいこと」なので、義務感は不要です。
       
    • 週に一つ実行する
      リストの中から週に一つ、実行できるものを選んで実践してみましょう。「完璧にやらなければ」という思いは捨て、純粋に体験を楽しむことに集中します。その体験が「予想より楽しかった」「思ったほど面白くなかった」という反応も、自分自身を知るための貴重な情報になります。
       
    • 小さな喜びに意識的に目を向ける
      日常の中の小さな喜び(美味しいコーヒーの香り、心地よい風、好きな音楽など)に意識的に注目し、それを味わう習慣をつけましょう。これらの小さな喜びに気づくことで、「やりたいこと」のヒントが見つかることもあります。

    小さな「やりたいこと」を実践することは、それ自体が人生に彩りを加えるだけでなく、徐々に自分の本当の興味や情熱がどこにあるのかを発見するプロセスでもあります。

    一つひとつの小さな実践が、自分らしさへの理解を深め、より大きな「やりたいこと」へと発展していくのです。

    周囲の期待ではなく自分の気持ちを優先する決断力

    自分の気持ちを尊重し、周囲の期待に振り回されない決断力を身につけることは、自分らしい人生を生きるための核心です。

    多くの人は「こうすべき」という社会の期待や他者の評価を優先するあまり、自分の本当の気持ちを無視してしまいがちです。

    特に真面目で責任感が強い人ほど、この傾向が顕著に表れます。

    「自分の気持ちよりも周りの期待を優先するのが大人というものでは?」

    このような考え方を持っている方も多いかもしれませんね。

    しかし、常に他者の期待に応えようとすることは、結果的に自分を見失い、幸福感を感じられなくなる原因となります。

    自分の気持ちを優先する決断力を身につけるためのポイントは以下の通りです。

    • 「べき」思考に気づく
      「~すべき」「~ねばならない」という思考パターンに気づくことが第一歩です。例えば「残業すべき」「部下の失敗をカバーすべき」「上司の期待に応えるべき」などの考えが浮かんだら、一度立ち止まって「これは本当に自分の気持ちなのか、それとも外部からの期待なのか」と問いかけてみましょう。
       
    • 小さな「No」から始める
      いきなり大きな決断から変えようとするのではなく、リスクの小さな場面から「No」と言う練習をしましょう。例えば、無理な飲み会を断る、休日の急な仕事依頼に「明日対応します」と返答するなど、小さな拒否から始めることで、徐々に自分の境界線を示す力がつきます。
       
    • 自分の感情に正直になる
      決断を迫られたとき、まず自分の感情に注目する習慣をつけましょう。「この選択をしたら、自分はどう感じるだろう?」と問いかけ、身体の反応(胸の締め付け、肩の緊張など)にも注意を払います。身体の不快感は、その選択が自分の本心に反している可能性を示しています。
       
    • 説明責任から自由になる
      自分の決断に対して、必ずしも他者に詳細な説明をする必要はありません。「今回は参加できません」「別の方法で対応します」というシンプルな返答で十分な場合も多いのです。特に仕事以外のプライベートな決断については、説明の義務はないと心得ましょう。

    自分の気持ちを優先する決断を重ねていくと、最初は不安や罪悪感を感じるかもしれません。

    しかし、それは長年培ってきた「他者優先」の習慣からの脱却過程であり、徐々に自然になっていきます。

    自分の気持ちを尊重する決断を積み重ねることで、本来の自分らしさを取り戻し、より充実した人生を送ることができるようになるのです。

    まとめ

    今回は、自分の幸せが分からずに悩んでいる方に向けて、

    • 自分の幸せが分からない根本的な原因
    • 感情と向き合い、内側の声を聴く3つのステップ
    • 自分らしい人生を取り戻す具体的な実践方法

    についてご紹介してきました。

    自分の幸せが分からないのは、過去のトラウマによって本来の自分らしさが抑制されているからなのです。

    特に真面目で責任感の強い方ほど、仕事のプレッシャーや周囲の期待に応えようとするあまり、自分の感情や欲求を無視してしまいがちです。

    「何をしても楽しくない」「本当にやりたいことが見つからない」と感じている方も、それは決してあなたが悪いわけではありません。

    今日から「感情に気づく」「内なる子どもの声を聴く」「自分を受け入れる」という3つのステップを少しずつ実践してみましょう。

    たった10分でも毎日の「自分時間」を作り、小さな「やりたいこと」から始めることが、大きな変化への第一歩となります。

    これまであなたが仕事や人間関係で頑張ってきたことは、決して無駄ではなかったことを覚えておいてください。

    その経験も含めて、あなたは今のあなたなのです。

    自分を責めず、今の自分をそのまま認めることから始めましょう。

    少しずつ自分の感情に気づき、内側の声に耳を傾けていくと、本当の自分が見えてくるはずです。

    そして徐々に、自分にとっての「幸せ」が形になっていくでしょう。

    人生は一度きりのもの。後悔しない人生を送るために、今日から一歩を踏み出しましょう。

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